Webライターとして案件を受注する際、危険な案件もあることをご存知でしょうか。
残念ながらクラウドソーシングには、関わってはいけない案件もあります。
万が一、そのような案件に関われば
- 膨大な時間を搾取される
- 一生懸命執筆したのに報酬が支払われない
- 不利な条件で契約させられる
- 不当な損害賠償を請求される可能性がある
- 犯罪に加担する可能性がある
など最悪な末路を迎えてしまうかもしれません。
本記事ではそのような事態にならぬよう危険な案件の特徴5つと見極め方をまとめました。
初心者Webライターの方は最後まで読んで勉強してみてください
Webライターを搾取する危険な案件の特徴5つ
Webライターを搾取する危険な案件の特徴5つ
- 文字単価0.1~0.3円
- 募集文に違和感がある
- テストライティングの文字数が多すぎる
- 契約内容が不利すぎる
- 報酬が相場から大きくずれている
文字単価0.1~0.3円
いくら初心者とはいえ、文字単価0.1~0.3円はひどすぎます。
特別な知識やスキルのいらないトレンド系や芸能関係記事の依頼で見ることが多いです。
そのような依頼を受けて何記事書いても、稼げるようにはならないので避けましょう。
低単価案件の募集文の常套文句はこんな感じです。
- 数十万円のスクールで学べることを教えます
- 平均1日1~2時間で1記事執筆可能な簡単作業
- 経験を積みたい方歓迎
初心者を搾取する気満々なのが伝わりますね。
初心者の方はくれぐれも注意してくださいね。
募集文に違和感がある
危険な案件は募集文に違和感があります。
- スマホ1つで長期的な収入源になるお仕事
- コピペだけでできる簡単な仕事
- 作業量が収入につながるお仕事
などと謳って
「詳細を聞きたい方はセミナーへご案内します。」
という流れで外部サイトに誘導しようとしてきます。
募集内容はおかしくなかったのに・・・
私の体験談ですが、過去こんなことがありました。
- SEOライティングの仕事に応募
- 募集は終了しましたが、別案件なら紹介できると連絡あり
- 月10万以上目指したい方向けのスマホ1つで可能なお仕事
- 詳細が知りたい方はセミナーへ案内します
という流れでまともだと思った案件が、実は地雷だったこともありました。
テストライティングの文字数が多すぎる
テストライティングで過度な文字数を書かせる案件には注意しましょう。
- 不採用の場合は払わない
- 5000字以上の長文を強要する
上記のように安く記事を量産しようとする業者もいます。
テストライティングの時点でおかしいなと感じたら契約前に断りましょう。
契約内容が不利すぎる
基本的に契約書を作成するのはクライアント側です。
中にはライター側が著しく不利な条件で契約しようとしてくる発注者もいるので注意しましょう。
例えばこんな感じですね。
乙が契約の履行に関して甲に損害を与えた場合、乙は現実に発生した損害賠償の責任を負うこととする
この契約だと
- 納品遅れ
- 権利侵害
などでクライアントに迷惑をかけた場合の責任が全てライター側に負わされることになります。
もっと悪質な場合だとクライアント側の責任までもライター側に押し付けるような内容で書いてあることもしばしば。
これではいくら細心の注意を払っていても怖過ぎて契約できないです。
そもそも記事を公開するのはクライアント。公開前に確認しているはずなのです。にも関わらず記事に問題があった場合の責任がライター側に全振りされるのはおかしいと考えるのが普通でしょう。
契約前に損害賠償の内容についてクライアントと確認・相談することをおすすめします。
報酬が相場から大きくずれている
報酬が相場から大きく外れている案件も危ないです。
例えば、募集タイトルで【最高文字単価10円も可能】などと謳っている案件ですね。
実際に見てみると「最初は文字単価0.5円から」などとなっていることがほとんどです。
私の経験上、タイトルで釣ろうとする案件は基本地雷なので関わらない方がいいと思います。
また、仕事内容は簡単なのに異常なほど単価が高い案件もおかしいと思いましょう。
ネットの情報をリサーチしただけで書ける案件が文字単価5円以上なんてことはまずないです。
何かしら裏があると考えましょう。
Webライターが契約前に最低限確認しておくこと【見極め方】
大丈夫そうな案件だと思っても契約は慎重に行いましょう。
悪質な発注者は契約を結んだ後に変貌する可能性があるからです。
下記2つを見れば契約前の時点で大方見極められるので、参考材料にしてみてください。
- 発注者の情報を調査する
- サイトの内容を確認する
発注者の情報を調査する
発注者の情報は隅々まで確認しましょう。
クラウドソーシングサイトなら下記5つを確認するだけで判断できます。
- 募集実績
- 仕事の完了率
- 過去の仕事実績
- ワーカーからの評価
- 本人確認の有無
発注量は多いのに完了率は低い、ワーカー評価が著しく低いなら「関わってはいけないクライアント」と思った方がいいでしょう。
発注者が企業の場合も注意
初心者の頃だと、企業からの依頼というだけでちょっと興奮するかもしれません。
しかし、企業だからといって安心材料にするのは危険です。
むしろ企業と契約する時ほど細心の注意を払う必要があります。
なぜなら個人でも法人化すれば簡単に企業だと名乗れるからです。
「企業」という肩書を使ってワーカーに安心感を抱かせ、不当に搾取しようとするクライアントも存在します。
クラウドソーシングの実績はもちろん
- 企業の口コミ・評判
- SNSの活動状況
- SNSアカウントの運用歴
- 運営しているサイトの安全性
- 契約書の内容
は隅々まで確認し、少しでも不安材料があるなら契約は見送った方が無難です。
サイトの内容を確認する
クライアントが運用しているサイト内容を確認して、安全性を確認しましょう。
下記のような感じなら断った方がいいです。
- 著作権・肖像権を侵害している
- 薬機法に抵触した記事がある
- 社会情勢や政治・特定の個人を批判した記事がある
- 怪しいサロンや商材への誘導を目的としている
上記のようなサイトは法律的に限りなくクロに近いです。
万が一クライアントが訴えられた場合、記事を書いたあなたも責任を問われる可能性があります。
損害賠償請求を受けて最悪、数百万円の借金を背負うことになるかもしれないのです。
そうした事態を避けるためにクライアント側が法律面を遵守しているか入念に確認しましょう。
危険な案件と契約してしまった場合の対処法
万が一危険な案件と契約してしまった場合は下記2つの対処をしましょう。
- 契約中止を申し出る
- 運営に報告する
Webライターは個人の仕事です。
企業所属のライターでない限り、自分の身は自分で守る必要があります。
契約中止を申し出る
まずは契約中止を申し出ましょう。
相手側に非があるとしても放置したり、不誠実な対応を取ればかえって自分の身を危険に晒すことになります。
途中で断ったとしても違約金や罰金を取られることはないので、早めに断りましょう。
申し出ても対応してくれない場合は運営に報告してください。
運営に報告する
クラウドソーシングでとった案件が地雷だった場合は、運営に報告しましょう。
違反報告すればクライアントのアカウントに対して注意・削除などなんらかの措置が取られます。
契約途中でも明らかに悪質だと分かっているなら早めの対処が必要です。
Webライターが危険な案件を避けながら稼ぐコツ
Webライターで仕事をしていれば一度は悪質な案件に出会うこともあるでしょう。
そのような地雷案件を避けながら稼ぐためには自分なりの工夫や努力が必要です。
- ブログで実績を残す
- Webライティングのスキルを磨く
- エージェントを活用する
Webライターで長期的に稼ぎたいなら上記3つを意識しましょう。
ブログで実績を残す
ブログで実績を残せば、高単価案件が取りやすくなります。
そもそもブログを運営しているということは下記3つの証明にもなるんです。
- ワードプレスへの入稿ができる
- SEOライティングができる
- アフィリエイトを意識したライティングができる
クライアント側が1番求めるのは、ライターに書いてもらった記事で自社メディアの売上をアップすること。
つまり、ブログで実績を残したことがあるライターならお金をかけてでも依頼したいわけです。
Webライターで稼げなくて悩んでいるなら、一度ブログを頑張って実績を残した方がいいでしょう。
Webライティングのスキルを磨く
Webライティングのスキルを磨かないとWebライターとして継続的に稼ぐのは難しいです。
なぜなら運よく良質な案件が取れても継続につながらないから。
スキル不足は経験者が見れば一瞬で分かります。
つまり、1回は受注できても継続して仕事がもらえない=仕事がない状態になるわけです。
そうならないよう正しいスキルを付ける必要があります。
私は独学で学んで月10万以上稼げるようになりましたが、1年以上かかりました。
正直遠回りもたくさんしたように思います。
もっと短期間で稼げるようになりたいなら自己投資してスクールに通うのがおすすめです。
実績豊富な講師に記事を見てもらって添削・アドバイスを受けた方が成長スピードは格段に上がります。
下記では初心者Webライターから人気の講座をまとめました。
人気のあるWebライター講座
Webライティングスクール
- パーソナルWebライティングスクール:無料体験可能。文章の添削が受けられる。怪しい勧誘は一切なし。
- WrittingHacks:受講後にライター案件の紹介あり。効率よく稼ぎたい方におすすめ。
- デイトラ:無料レッスン動画あり。ステップ形式で学習できる。自分のペースで学習したい方におすすめ。
パーソナルWebライティングスクールとデイトラは一部無料体験もできますので、最速で稼げるようになりたい方は検討してみてください。
エージェントを活用する
高単価案件を継続的に取るなら、フリーランスに特化したサイトを使いましょう。
クラウドワークスやランサーズのようなクラウドソーシングは低単価案件や悪質な案件が多いからです。
そもそも良質な案件が少ないので、スキルのある人でも搾取される可能性は高い状況にあります。
そのような状況を脱出するために、エージェントが役立つのです。
エージェントを活用するメリット
- 担当者があなたのスキルや要望にマッチした案件を紹介してくれる
- 発注する場合には厳しい審査を通過する必要がある
- 高単価なWebライター向け案件が豊富
以上の通りで、悪質な案件はそもそも弾かれる仕組みになっています。
つまり最初から良質なクライアントだけを厳選して紹介してくれるということです。
高単価案件が取れているWebライターはみんなクラウドソーシングと並行してエージェントも使ってます。
エージェントも色んなサービスがありますけど、とりあえずCroudTech(クラウドテック)に登録しとけば大丈夫です。
スキルのある方ならいきなり文字単価2円以上の案件が取れることもありますよ。
まとめ
本記事ではWebライターを搾取する危険な案件の特徴を5つ解説しました。
Webライターを搾取する危険な案件の特徴5つ
- 文字単価0.1~0.3円
- 募集文に違和感がある
- テストライティングの文字数が多すぎる
- 契約内容が不利すぎる
- 報酬が相場から大きくずれている
今後Webライターで継続的に稼いでいきたいなら上記5つは避けた方が無難です。
- スキルの必要ない低単価案件は量をこなしても稼げない
- 一生懸命書いた記事がクライアントに搾取される
- 危険案件で自分にも危害を及ぼす可能性がある
こうした未来を迎えないよう、自分の身は自分で守る意識が大切です。
危ない案件は最初から避けて、継続的に稼げるWEBライターを目指していきましょう。
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