適応障害による退職で社会保険給付金を貰うメリット・デメリットを解説。

適応障害による退職で社会保険給付金を貰うメリット・デメリットを解説。
悩むあなた

適応障害を発症して退職することになりました。退職後しばらくは休養を取ろうと思っています。でもお金の面がちょっと心配で・・・。

こんな方向けの内容です。

『適応障害』と診断を受け、しばらく働けなくなってしまったけど具体的に何をしたらいいか分からない。

過去の私もそんな状態でした。

適応障害はストレス要因から離れることができれば回復は早いといわれています。

しかし、退職後すぐに転職活動を始めるのは正直きついですよね。

精神的に参ってしまったわけですからしばらくはゆっくり休養を取って心も体もリフレッシュした状態で次のステップに進むのが最善の選択だと思います。

そこで活用したいのが社会保険給付金(傷病手当金+失業手当)の受給です。

社会保険給付金は一定の条件を満たせば受けられる制度で、あなたも受給できる可能性があります。

受給できれば退職後はゆっくり安心して過ごせますよ。

目次

適応障害で退職する場合社会保険給付金は貰える?

まず大前提として社会保険給付金は退職後の働いていない期間に貰える雇用保険や健康保険の給付金を総称したものです。

適応障害の方が貰える可能性のある給付金は大きく分けて2種類存在します。

適応障害による退職で貰える可能性のある給付金は2種類

  • 傷病手当金:病気やケガで働けない場合に限り受給できる(医師の診断が必須)
  • 失業手当:退職後に求職活動をしていると認められる場合に限り受給できる

傷病手当金は病気やケガで働けない期間の生活を補うためのお金、失業手当は求職期間中の生活を補うためのお金です。

それぞれ受給するためには条件が定められています。

失業手当の受給条件と受給できる金額

失業手当が受給できる期間と金額は以下の通りです。

  • 受給できる金額の目安:毎月の総支給(月収)の約50~80%
  • 受給できる期間:90日~360日

さらに最低限以下3つの条件を満たしている必要があります。

最低限必要な条件

  • 社会保険に1年以上加入している
  • 退職日まで2週間以上ある
  • 転職先が決まっていない

失業手当は病気やケガでなくても受け取れる給付金です。

しかし書類の手続きや期限がややこしく貰い損ねている人も多いといわれています。

傷病手当金の受給条件

傷病手当で受給できる金額と期間は以下の通りです。

  • 受給できる金額の目安:毎月の総支給(月収)の約65%
  • 受給できる期間:最大18か月間

傷病手当は適応障害などの病気やケガで働けない証明ができる場合に限り受給できる給付金です。

貰うには以下4つの条件を全て満たしている必要があります。

  • 業務外での病気やけがによる休職
  • 仕事に就くのが困難な状態にある
  • 「連続する3日」を含む4日以上休んでいる
  • 休業期間中に事業主からの給与支払いがない(もしくは少ない)

基本的には傷病手当金を受け取ってから失業手当を受け取るという流れです。

社会保険給付金を受け取るにはどんな手続きが必要?

適応障害と分かってから実際に社会保険給付金を受け取るまでの流れは以下の通りです。

  • 医師から適応障害の診断書を受け取る
  • 適応障害で働けなくなった旨を職場の上司に伝える
  • 退職手続きを進める
  • 会社から「健康保険 傷病手当金受給申請書」を受け取る
  • 職場担当者の指示に従い、申請書と診断書を定められた場所(協会けんぽor保険組合)に提出→傷病手当金を受給する
  • ハローワークで失業保険の延長申請を済ませておく
  • 病院で定期受診を受ける
  • 傷病手当の受給期間が終了したら失業保険に切り替える
  • 失業保険を受給する

書類によって提出場所が異なる他、会社とのやり取りが必要な場合もあって結構大変です。

適応障害の退職なら実際貰った方がいいの?

社会保険給付金が貰えるに越したことはないですが当然デメリットも発生します。

貰ってから後悔しても取り返しがつかないので、事前に知っておきましょう。

傷病手当を受給するデメリット

傷病手当を受給するデメリット

  • 会社と書類のやり取りをする必要がある
  • 受給期間が終わった後、同じ病気で受給できない場合がある
  • 生命保険に加入できない場合がある

傷病手当の場合は、会社とのやり取りが最もネックに感じるポイントです。

会社と揉めて貰えなかったというケースも少なくありません。

そのため、会社とのやり取りが嫌な場合は、失業手当だけを受給するという選択肢もあります。

失業手当を受給するデメリット

失業手当を受給するデメリット

  • 雇用保険への加入期間がリセットされる(失業手当の総支給金額は雇用保険の加入期間が長いほど多い)
  • 転職活動を長引かせてしまう可能性がある
  • 社会保険の手続きが複雑になる

失業手当の場合は雇用保険加入期間がリセットされてしまうのが1番のネックポイント。

失業保険の受給には、離職するまでの24ヵ月のうち、雇用保険の加入期間が12ヵ月以上必要という条件がありまして、一度貰うとリセットされてしまいます。

なので、雇用保険加入期間が長い(10年以上の人)かつできるだけ早く転職する予定の人は貰わない方がいいこともあります

適応障害での退職なら貰うメリットの方が大きい

デメリットもありますが、正直適応障害での退職なら貰うメリットの方が大きいと思います。

病状にもよりますが、しばらくゆっくり休んで休養を取ってからの方が最善の選択を取れる可能性が高いからです。

心身共に参っている時に焦って行動しても、正常な判断ができないのであんまり良い結果は得られません。

前職で参ってしまった原因を突き止めないまま転職すれば、最悪同じ事態を繰り返してしまう恐れもあります。

しばらく休んで正常な判断ができるようになってからの転職でも決して遅くはありません。

むしろ長い目で見ればゆっくり休んでから行動した方が自分も周りも過度に不安にさせずに済みますよ。

社会保険給付金は手続きに不備があると貰えない可能性もある。

社会保険給付金が貰えれば、退職後もお金の心配をすることなく安心して過ごせます。

しかし、ここまでの解説で

悩むあなた

正直めっちゃ難しそう。書類とか難しい言葉多そうだし、ちゃんと申請できるか不安だわ。

と感じたのではないでしょうか。

恥ずかしながら私も当時は理解に苦しみました。

近くに教えてくれる人がいるならまだマシですが、周りに仕事辞めたことのある友達はいないし、相談できる人もいない。

こんな状況だと不安でたまらないはずです。

りゅうせい

正しく申請すれば貰えるはずだったお金が貰えないのは正直悲しすぎるよね。

でも安心してください。

そんな悲しい末路を迎えなくていいようにサポートしてくれるサービスもありますよ。

退職コンシェルジュで相談すれば面倒な手続きをサポートしてもらえる

退職コンシェルジュというサービスを使えば、給付金を受給する際の手続きをサポートしてもらえます。

退職コンシェルジュはCREED BANK株式会社が運営する退職者向けサービスの総称です。

  • 社会保険給付金サポート
  • 業務委託・フリーランス・お仕事案件紹介
  • 退職代行サービス

など退職者向けサービスを主な事業内容としています。

設立より7年間で2,500人以上の方が利用していて、満期受給率は97%(途中で再就職した方は除く)と実績も豊富な会社です。

怪しい会社かどうかの見極めポイントとなるプライバシーマークも取得済み。

Googleの口コミ評価も4.7と高評価で、公式サイトを見る限りでも利用者満足度は非常に高いことが分かります。

りゅうせい

誰も相談できる人がいなくて不安なら退職コンシェルジュで相談してみると大きな安心材料になるかも!

>>退職コンシェルジュ利用者の声を見てみる

退職コンシェルジュの社会保険給付金サポートを利用するメリット

退職コンシェルジュを利用するとこんなメリットがあります。

利用するメリット

  • 療養期間をゆっくり安心して過ごせる
  • 面倒な手続きに1人で頭を抱え込まなくて済む
  • 休んでいる期間でスキルや資格取得の時間が取れる
  • 会社とのやり取りで起こり得るトラブルを未然に防げる可能性がある

1番の魅力は退職後の生活で「安心感」を得られることです。

実際に想像してみてください。

  • 手続きをミスして給付金が貰えず、不安におびえる生活
  • サポートを受けながら効率よく手続きを済ませて、有意義な時間を過ごす生活

せっかくの休養期間ですし、どうせなら不安におびえるより安心して過ごせた方が良いですよね。

実際その方が心身の回復も早まって、社会復帰もしやすいと思います。

退職コンシェルジュを利用するデメリット

デメリットはお金がかかることです。

利用料金は受給予定金額の10%~15%とされています。

サポートを受けて満額に近い金額を受け取れると考えれば決して高くはない金額ですが、安いわけでもないのが悩ましい所。

実際、給付金は自力で調べて手続きすることもできます。

なので

  • 手続きについて調べるのが面倒に感じない方
  • 頑張れば自分でできそうな方は

利用しないでもいいかなと思います。

退職コンシェルジュを利用するための条件

退職コンシェルジュを利用するためには以下4つの条件を満たす必要があります。

  • 20歳~59歳の人
  • 社会保険に1年以上入っている
  • 退職前・退職予定である
  • 転職先が決まっていない

基本的には失業手当及び傷病手当金の受給条件に当てはまる人です。

ただ、一部例外として

  • 社会保険加入期間が1年未満
  • 退職してしまった後

の方でも利用できる場合があります。

自分が利用できるか判断できない場合は相談して確認することもできますよ。

>>退職コンシェルジュで相談してみる

Web説明会は完全視聴形式で受講可能

社会保険給付金や退職コンシェルジュについてさらに詳しく知りたい方は無料のWeb説明会に参加することもできます。

対話形式ではなくZoomで視聴する形式なので、スマホやPC、タブレットがあれば場所を問わず参加可能です。

所要時間は約1時間程度。

退職後の生活で不安がある方は参加することで個別にアドバイスを受けることもできますよ。

説明会や相談は無料かつ無理な勧誘も一切ありません。

退職後しばらく休む予定の方は1度参加して相談してみるのがおすすめです。

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社会保険給付金サポートに関するQ&A

以下では社会保険給付金サポートに関するQ&Aと注意点をまとめています。

社会保険給付金の申請が通らなかった場合はどうなる?

万が一申請が通らなかった場合、サポート料金は全額返金されます。

制度を使うと今の会社や再就職先にバレる?

初回申請時は必ず会社を通す必要があるので、現在勤務中の会社の人事・労務の方にはバレる可能性があります。

再就職先には自分から言わない限り伝わることはありません。

適応障害退職で社会保険給付金を貰うなら受け取る順番に注意

  • 傷病手当金:病気やケガで働けない場合に限り受給できる(医師の診断が必須)
  • 失業手当:退職後に求職活動をしていると認められる場合に限り受給できる

病気の期間は傷病手当金、回復したら失業手当という流れで申請します。

どっちも同時に貰う事は理論上できません。

適応障害で退職する場合は、まず傷病手当金が受給できるか確認して無理そうだったら失業手当が受給できないか確認してみるといいでしょう。

失業保険の受給期間は制限があるので注意

制度上、失業保険の受給期間は退職してから1年と期間が定められています。

傷病手当金を受給している期間に1年経過してしまうと、その後失業保険の申請ができません。

そうならないよう、傷病手当金を受給する場合は失業保険の延長申請も忘れずに済ませておきましょう。

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