管理栄養士として働いてます。正直想像以上に給料低すぎてビビりました。家賃や生活費を払うのでやっとです。貯金なんてとてもじゃないけどできません。周りの友達と比べてもかなり少ない気がします。お金が不満なら転職した方がいいのでしょうか。
こんな悩みを解決します。
管理栄養士として働いていると絶対に避けては通れない給料面の悩み。
「国家資格まで取ったのに」と嘆きたくなる気持ちは私も痛いほどわかります。
しかし、結論からいってしまうと管理栄養士で働く以上、給料を上げるのは難しいです。
よっぽどスキルのある管理栄養士にならない限りこの先も上がることはありません。
辛い仕事なのに割に合った対価がもらえないのは悲しすぎますよね。
しかし、別業界へ転職して新たなキャリアを踏みだせば
- 毎月決まった金額を貯金できる
- 家計にゆとりができるので、趣味に使えるお金が増える
- 結婚を考える際もお金で悩む必要がなくなる
こんな明るい未来が待っているかもしれません。
本記事では管理栄養士から別業界に転職して新たな人生を踏み出すために以下の内容をまとめました。
- 管理栄養士として働きながら給料を上げるのは難しい理由
- 管理栄養士から別業界へ転職するなら第二新卒の間がいい理由3つ
- 管理栄養士が別業界に転職するメリット・デメリット
- 管理栄養士から別業界への転職を成功させるためのポイント
管理栄養士から全く未経験の業界へ転職するのであれば、第二新卒カードが使える間がチャンスです。
若さによるポテンシャルは未経験業界への転職でも有利に働きます。
管理栄養士の仕事に特段こだわりのない方は思い切って別業界に転職し、給料が割に合わないと悩む生活とはおさらばしましょう。
管理栄養士として働きながら給料を上げるのは難しい理由3つ。
管理栄養士として働きながら給料を上げるのはかなり難しいです。
1番の要因は働ける業界の利益率が高くないことにあります。
基本的に給与水準は業界の利益率によって左右される。
要は会社が儲からないなら、社員に支払われる給料も少なくなって当然ということ。
管理栄養士が働くことの多い医療・介護・給食業界は他業界と比較しても利益率が低いです。
その分、雇用の安定性の面では一理ありますが、正直もう少し上がってほしいですよね。
しかし、業界の仕組み上こればっかりはどうにもならないのです。
スキルのある管理栄養士になれば上がる可能性もある
管理栄養士として働きながら給料を上げることもできなくはありません。
例えば、下記のような感じ。
- 公務員管理栄養士として働く
- 国立病院機構の管理栄養士として働く
- 大手食品メーカーで管理栄養士として働く
- 自分で事業を起こす
パッと見で分かると思いますが、上記は非常に狭き門です。
そもそも求人が少ない上、採用されるには高い倍率の中で戦わなければいけません。
つまり管理栄養士としてよっぽど優秀でなければ、ホワイトな職場で働くのは難しいのです。
しかし、狭い世界で苦しまなくとも、業界を変えればすんなり解決します。
稼ぎにくい業界で給料を上げるために頑張るよりも、稼ぎやすい業界に入る方が圧倒的に簡単だからです。
今の給料に不満があるだけで管理栄養士に対して強い思い入れがないのであれば、早いとこ給与水準の高い業界に転職することをおすすめします。
管理栄養士が別業界への転職を目指すなら第二新卒の間がいい理由3つ。
管理栄養士が別業界への転職を目指すなら第二新卒カードが使えるまでの間がチャンスです。
理由は下記3つ。
別業界に転職するなら第二新卒の間がいい理由3つ
- ポテンシャルを評価される可能性がある
- 3年以上働くと面接で話しにくくなる
- 経験が長いと面接官に気を使われる
ポテンシャルを評価される可能性がある
1番は第二新卒ならポテンシャル面を大きく評価される可能性があるからです。
いくら資格や経験があっても未経験の業界に飛び込むなら新卒の時同様、素人として立ち回ることになります。
その際、あなたが面接官ならどっちを採用したいと思いますか。
- 早期離職しているけど、若くて今後伸びしろがありそうな人
- 社会人経験は長いけど、身に着けた専門性が全く関係ない人
恐らくほとんどの人が①を選ぶはずです。
②の場合、社会人経験が長いのは評価できますが、前職で身に着けた専門性は転職先にとって不要なもの。
つまり会社によっては、前職での経験が長い分ちょっと扱いにくそうな人と思われる可能性があります。
それよりも経験は浅いけど、まだ何色にもなれる①の方が育てやすそうですよね。
もちろん、早期離職が良いイメージを持たれることばかりではないですが、最近は多くの企業が第二新卒の獲得に力を入れています。
その背景には、3年以内に転職を考える若者が増えたことが強く影響しているのでしょう。
親世代がよくいう「早期離職=悪」というイメージより、やる気・若さ・行動力をポテンシャルとして評価する会社が増えているということです。
以上のことを踏まえると、第二新卒の期間は別業界への転職を目指すには適した時期といえます。
勤続年数が長くなるほど別業界への転職は難易度が上がる
逆にいえば、勤続年数が長くなるほど別業界への転職難易度は上がります。
転職市場では前職で培った経験やスキルを見られるからです。
しかし別業界を目指す場合、前職での経験やスキルはほとんどの場合生かせません。
第二新卒のようなポテンシャル面での優位性も経験年数が長くなる程、発揮しにくくなります。
つまり長く務める程、別業界への転職は考えにくくなるということです。
- 管理栄養士が向いてない
- 給料が少なすぎて不満
- 仕事量に対する対価が割に合わないと感じる
上記状況なら決断は早い方が良いでしょう。
逆に今行動しないまま留まっていると仕事も辛い上、給料も割に合わないという最悪の未来を迎えるかもしれません。
しかし、今勇気を出して踏み出せば「あの時転職してよかった」と思える時がきますよ。
3年以上働くと面接で話しにくくなる
○○さんは管理栄養士として働かれていたんですね。
はい。
3年働いたなら、ちょうどこれから仕事も面白くなりそうなのにどうしてうちを志望されたんですか?前職とは全く違う分野の仕事になりますけど。その辺の認識について聞かせていただけますか?
それは。えっと・・・orz
アウト~!
こんな感じで専門職での経験が長くなるほど違う業界に転職する際、面接で答えにくくなります。
経験が長くなる程面接官に気を使われる
○○さんは管理栄養士を取得されるんですよね。
はい。
せっかくいい資格持たれているんですし、うちで働くのはもったいないと思いますよ。仕事内容も管理栄養士とは全く関係ないですが、大丈夫ですか?
大学生の頃、管理栄養士とは全く関係ない業界を受けた時に言われました。
って感じで異常なほど気を使われます。
恐らく経験が長いと尚更聞かれやすいでしょう。
オブラートに「いらない」と言われてる感じで、ちょっとへこみましたね。
管理栄養士が別業界に転職するメリット
管理栄養士から別業界を目指すメリットについても解説します。
- 給料が上がる可能性が高い
- 煩わしすぎる人間関係から解放される可能性が高い
- 長時間労働から解放される可能性が高い
給料が上がる可能性が高い
非常に残念な話ですが、普通に総合職で就職した方が管理栄養士で採用されるより給料が上がる可能性が高いです。
事務や営業など目指せる未経験からでも目指せる職種はたくさんあります。
特に管理栄養士を早期退職した人は事務職を目指す方が多いみたいですね。
私の大学の頃の友人も、3か月くらいで委託の栄養士を辞めて医療事務に転職したそうです。
事務系の求人はマイナビjob20´sや就職Shopなどの転職サイトで探せばすぐに見つかります。
無料で使えるので、とりあえず登録だけでも済ませておくといいでしょう。
煩わしすぎる人間関係から解放される可能性が高い
正直管理栄養士が働く職場は異常なほど愚痴や不満が飛び交っています。
厨房内では時に、暴言とともに鍋やフライパンが飛び交うこともありました。
管理栄養士として働く以上、人間関係の悩みは他の仕事の2倍か3倍はつきまといます。
もちろん、転職したからといって人間関係の悩みが消えることはありませんが、今よりは断然軽く感じるはずです。
管理栄養士の職場特有の世界観が嫌なら一生抜け出せなくなる前に脱出を計画した方がいいでしょう。
長時間労働から解放される可能性が高い
人間関係とともに管理栄養士が嫌になる人の特徴として多いのが長時間労働です。
待遇の割に責任が重く、仕事量も多いため必然的に長時間労働を強いられます。
しかし、別業界に転職すれば長時間労働から解放されるかもしれません。
あなたが知らないだけで視野を広げれば好条件で働ける職場はたくさんあるんです。
新卒カードが使える今の内にぜひ新しい人生を切り開いてみてください。
管理栄養士が別業界に転職するデメリット
管理栄養士が別業界に転職するデメリットは1つです。
- 管理栄養士としての経験が乏しくなる
管理栄養士としての経験が乏しくなる
別業界に転職すれば、管理栄養士として働かなくなるので経験値は下がります。
そのためガッツリ経験者を求める病院などへの復帰は難しくなるでしょう。
管理栄養士に対して強い思い入れがあるのなら、給料が安いのは目をつぶってそのまま働いた方がいいかもしれません。
特に病院や行政の栄養士の場合、募集も少ないし倍率も高いのでよく考えた方がいいと思います。
病院ならスキルを付けてさらに高度な栄養管理を学べる職場にキャリアアップしていく道もありますからね。
しかし、20代の方なら過剰に心配しなくても大丈夫です。
若い時に失敗してもやり直しはできる
若い時に失敗してもやり直しはいくらでも効きます。
むしろたくさん経験して自分の視野を広げた方がいいと思いますよ。
他の業界の辛さが分かれば管理栄養士の良さに気付けるかもしれません。
経験した結果、管理栄養士がいいと思ったなら再スタートすればいいだけです。
幸いなことに管理栄養士が働ける環境は、場所さえ選ばなければいくらでもあります。
なんてって常時人手不足の業界ですからね。
管理栄養士はたくさんいるのに不思議なものです。
要するに若いうちに失敗しても資格がある以上、食えなくなることはありません。
若いからこそ勇気を出して別の道にもチャレンジしてみてください。
別業界を目指す管理栄養士が転職を成功させるために重要な3つのポイント
別業界への転職を成功させるために重要な3つのポイントを解説します。
別業界を目指す管理栄養士が転職を成功させる3つのポイント
- 転職サイトを活用する
- 自分の強みを明確にする
- 面接対策を徹底する
転職サイトを活用する
別業界に転職する場合、資格のアドバンテージはないのですから、学生の頃の就活に比べると不利が生じます。
つまり1人の力ではどうしても限界があるんです。
そこで役に立つのが転職のプロからサポートを受けられる転職サイト。
転職サイトを活用すれば下記メリットが受けられます。
- 入社しやすい企業を厳選して紹介してもらえる
- 応募書類の書き方についてアドバイスがもらえる
- 面接で話す内容を一緒に考えてもらえる
- 転職や今後のキャリアについて悩み相談ができる
これだけのサービスが全て無料なんです。
後で利用料とか請求されることはないのでご安心ください。
ほとんどの人は2つか3つぐらい登録してから転職活動を始めていますよ。
とはいえ、いきなりたくさん登録すると管理が大変になります。
初めての方はとりあえず下記3つからどれか1つ登録しとけば大丈夫です。
- マイナビジョブ20’sスカウト:20代や第二新卒に特化したサービス。運営元は業界大手のマイナビ。
- 第二新卒AGENTneo:20代に特化した転職サービス。残業量や人間関係などの情報も公開可能。
- ウズキャリ第二新卒:既卒や第二新卒に特化したサービス。独自の基準でブラック企業を排除している。
自分の強みを明確にする
面接で必ずと言っていいほど聞かれるのが
「あなたの強みはなんですか?」
という質問。
答えきれないとなかなか上手く進まないかもしれません。
正直上手く答える自信はないですよね。
そんな時はミイダスの自己分析診断を受けてみるのがおすすめです。
簡単な質問に答えれば、客観的な視点であなたの強みを分析してもらえます。
強みを話すのが苦手な方はぜひ利用してみてください。
面接対策を徹底する
面接対策は徹底しておきましょう。
未経験の業界を目指すわけですから、予想外の質問が飛んでくる可能性は高いです。
そのような場合もしっかり対策できていれば面接官からも好印象に映ります。
転職エージェントに相談すれば、無料で面接対策をしてもらえるので、ぜひ活用してみてください。
業界によって聞かれることの多い質問や話し方など丁寧にサポートしてもらえますよ。
まとめ
本記事では管理栄養士が別業界を目指すなら第二新卒の間が良い理由について解説しました。
別業界に転職するなら第二新卒の間がいい理由3つ
- ポテンシャルを評価される可能性がある
- 3年以上働くと面接で話しにくくなる
- 経験が長いと面接官に気を使われる
転職市場ではスキルや経験が重視されます。
そのため経験年数が長くなる程、別業界への転職は難しくなるわけです。
管理栄養士以外の仕事にも興味があるなら早めに経験してみた方がいいでしょう。
仮に転職してやっぱり管理栄養士がいいと思った時も戻るのは簡単ですから。
若い間に色んな世界を経験していいと思いますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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