日本はレールから外れたら終わりと言われる理由とは?外れるのは本当に悪いことなの?

日本はレールから外れたら終わりと言われる理由とは?外れるのは本当に悪いことなの?

メディアの記事やSNSを見ていると「日本はレールから外れたら終わり」と囁かれていることが多いように思います。

たしかに日本で理想される人生といえば以下のような感じではないでしょうか。

  • 偏差値の高い学校を卒業する
  • 名の知れた大企業に就職して高い収入を得る
  • 好きな異性と結婚して子供を授かる
  • 子供にも自分が辿ってきた人生と同じような人生を歩ませる

逆にこのルートの中でどこか1つでも道を踏み外すと途端に人生の難易度が上がって人生終わりと言われることが多いようです。

たしかに理想とされるルートを外れると辛いことの方が多いとは思いますが、人生終わりという程ヤバい状況にはならないと思います。

なぜなら理想のレールを辿らなくても考え方次第で人生はいくらでも好転できるからです。

目次

日本はレールから外れたら終わりと言われる理由とは?

まずはレールから外れたら終わりと言われる理由について考えてみました。

代表的なものを3つ挙げてみます。

  • 理想が高すぎる
  • 成功の基準が社会的地位やお金だけになっている
  • 他人との比較で自ら自滅している

理想が高すぎる

日本はレールから外れると終わりと言われる1番の理由は理想が高すぎるからではないでしょうか。

理想が高いとどうしても幸せを感じるハードルは高くなってしまいます。

この理想の高さは今までに生きてきた環境にもよるのではないでしょうか。

例えば外食するにしても生きてきた環境によって2種類に分かれることがあります。

  • チェーン店でお腹いっぱい食べれたら幸せと思う人
  • お洒落な高級料理店じゃなければ満足できない人

ちょっと極端ですが、②の方は理想が高い分、幸せを感じるためのハードルがかなり高そうですよね。

一方で①の方は、幸せを感じるために高い収入が必要なわけではありません。

つまり理想が高すぎて幸せを感じられないことをレールから外れてしまった状況と結び付けてしまっている人も多いのではないかということです。

成功の基準が社会的地位やお金だけになっている

成功の基準が社会的地位やお金だけになると、レールから外れた事に絶望を感じやすくなります。

なぜなら成功の基準を社会的地位やお金にしなければ、レールから外れたとしても大きなダメージがないからです。

好きな事に熱中している時間や誰かに感謝された瞬間を幸せに感じられるならば、レールから外れた人生だとしても幸せに生きられます。

他人との比較で自ら自滅している

他人との比較で自ら自滅してしまっている人も多いと思います。

これも育ってきた環境が大きく影響するのではないでしょうか。

例えば、同じ学歴(MRACHレベル)の人が2人いたとして

  • 周りが超高学歴でエリートサラリーマンばかり
  • 周りは高校卒業後定職に就かずフラフラしているニートやフリーターばかり

だと周りとの比較で自滅しやすいのは①の方ですよね。

自分もそこそこ優秀なのに、周りのレベルがあまりにも高すぎて自分がしょぼく見えてしまいます。

周りのせいでレールに理想が上がってしまい、自分はレールから外れてしまったんだと思うこともあるかもしれません。

逆に②の場合は、周りがフラフラ生きている分、自分は真っ当なレールに乗って上手く生きられていると感じることもあるでしょう。

このことから、理想のレールの基準は自分の考え方や周りの環境次第で大きく変わることも分かります。

日本でレールから外れるってどういうこと?

日本でレールから外れるとはどんな事を指すのでしょうか。

具体的には以下5つが挙げられます。

  • 学校を中退する
  • 浪人する
  • 仕事を早期退職する
  • 非正規雇用やフリーランスの道を選択する
  • 結婚しない・子供を持たない選択をする

学校を中退・進学しない道を選択する

日本では高校卒業後、大学に進学することが一般的な進路とされています。

そのため大学を中退したり、進学しないで別の道を選ぶことも「レールから外れる」と見なされることが多いです。

浪人する

自分の理想とする学校に進学するために浪人するという選択を取ることもレールから外れると言われることがあります。

合格しなければいけないプレッシャーや親に迷惑を掛けていることへの申し訳なさから浪人期間はかなり辛いと言われることが多いです。

そのためほとんどの場合、理想を下げてでも浪人の道を避けることが多いでしょう。

仕事を早期退職する

新卒で入った会社を1年未満で辞めてしまうこともレールから外れた人生とみなされることが多いです。

大企業や公務員など安定した仕事であるほど、周りから反対されることも少なくありません。

しかし、今があまりにも辛すぎて心も体も壊れてしまいそうな状況なのであれば、安定した仕事だろうと逃げた方がいいと思います。

非正規雇用やフリーランスの道を選択する

日本では、特に大学卒業後に企業に正社員として就職し、その企業で長期的に働くことが一般的なキャリアパスとされています。

そのため非正規雇用やフリーランスとして働くことは「レールから外れる」と見なされることが多いです。

結婚しない・子供を持たない選択をする

結婚して子供を持つことが一般的なライフコースとされています。

独身を貫いたり、子供を持たないことを選ぶこともレールから外れた生き方とされることがあります。

凡人の私でも日本のレールから外れても終わりではないと思うわけ

私も今でこそ会社員としてレールに乗った人生を歩んでいますが、過去にはレールから大きく外れてしまったことがあります。

りゅうせい

新卒8か月で仕事を辞めてから1年ぐらいフラフラと生きていました。

ブログで最低限のお金を稼ぎつつ、半ニートのような生活を1年ぐらいしていたのですが、正直この期間で自分自身成長を感じられることが多かったです。

新しい世界に飛び込める

レールから外れて自由きままに生きていると新たな世界に飛び込むきっかけになります。

貯金に余裕があるなら行ったことのない場所に行ってみるのもいいですし、貯金に余裕がないなら全くやったことのない仕事をしてみるのもおすすめです。

世の中は自分が思っている以上に広くて辛いことばかりじゃないんだなと気付くきっかけにもなります。

レールの有難さに気付くきっかけになる

レールから外れてみるとことで改めてレールの有難さに気付くきっかけにもなります。

辛い仕事を続けるのはきついかもしれませんが、同時に有難い面も沢山あるんです。

  • 毎月安定収入が得られる
  • 福利厚生が充実している
  • 社会保険が完備されている
  • キャリアが積み上がる

ニートやフリーターを経験してみるとこの恩恵がいかに有難いものなのか分かるようになりますよ。

レールに乗り直した時の踏ん張りが効く

レールから外れてレールの有難さを知るといざレールに乗り直した時の踏ん張りも効きやすいです。

乗り直した後辛いことに直面したとしても、レールから外れた頃の辛さに比べたらマシと思えることも多々あります。

1つのきっかけが人生を好転させることもある

レールから外れるのは悪いことだと思うかもしれませんが、私の場合は外れて良かったと感じることが多いです。

なぜなら外れる前の環境があまりにも恵まれていない残酷な道だったと思うからです。

  • 同期はいないし職場の人とも馴染めない
  • 理不尽に怒られるばかりで毎日出勤する度吐き気がする
  • 日曜日の夜が憂鬱で溜まらない
  • 責任が重い割に収入は低く貯金もできない

しかし新しい職場に転職してからは上記悩みは全て解決しました。

転職してからも仕事自体がきついと感じることはありますが、前職の頃のようにネガティブな感情ばかり込み上げることは無くなったように思います。

今の仕事があまりにも辛いと感じるのなら転職して環境を変えてみることで人生が大きく好転することもありますよ。

レールから外れてみたことで捨てようと思ったもの

レールから外れてみたことで捨てようと思ったものもいくつかありました。

  • 世間体やプライド
  • 何でもすぐに決めつけること
  • レールから外れた自分を憐れむような目で見てきた人
  • 人の評価を気にし過ぎる性格

世間体やプライド

レールから外れてみたこと世間体やプライドは早めに捨てた方が楽だなと思いました。

世間体やプライドというのは分かりやすく言い換えると「見栄」ですね。

  • 大企業で働いて周りにチヤホヤされたい
  • 人からすごいと思われる仕事をしたい

中には世間体に囚われすぎるあまり、自分が本来やりたかったこと・向いていることを蔑ろにしてしまっている人も多いと思います。

それで辛い思いをするぐらいなら無駄な世間体やプライドなんて持たない方がいいのかなと感じました。

〜しなければならない的な考え方

  • 新卒で入社した会社は少なくとも3年は続けなければならない
  • 30歳までには結婚しなければならない

など何の根拠もない固定概念的な考え方も捨てた方が楽です。

頭の片隅に〜しなければならない思考が多くなる程生きていくのがしんどくなります。

全てを無くすのは難しいですが、よく考えてみて持つ必要のないものは捨ててもいいのではないでしょうか。

レールから外れた自分を憐れむような目で見てきた人

新卒で仕事を辞めた自分を見下してきた人とは今後会わないようにしようと思いました。

なぜならこの手の人と話していると永遠に人との比較で消耗させられることに気付いたからです。

社会的地位で人を見下す人はこんな特徴があります。

  • いつも誰かの揚げ足を取っている
  • 話しているといつもマウントを取ってくる
  • 過去の栄光や自分語りばかりしてくる

話す度に不快な気分になることが多いのでできるだけ会わないようにしようと思いました。

誰かに敷かれたレールを進むより自分でレールを見つけてみる経験が大事

レールから外れたら人生終わりと考える人はこれまで自分でレールを見つけた経験が少ない人も多いのではないでしょうか。

  • 親や教師に勧められたからなんとなくで大学に進学した
  • 世間体が良さそうという理由だけで今の仕事を選んだ

上記に当てはまる方は自分で選択したレールと錯覚しているだけで実は誰かに敷いてもらったレールを進んでしまっている可能性があります。

だからなぜか満足できないし、生きるのがしんどく感じるんです。

そのように感じてしまう方は一度自分自身について見つめ直す時間を取ってみるのがおすすめです。

  • 自分は本来どんな仕事が向いているのか
  • 自分は今後どんな人生を歩んでいきたいのか

結果次第では、今進んでいるレールとは違うレールを見つけてみるのもありだと思いますよ。

新たなレールを見つける方法

新たなレールを見つけるには自分の強みや性格についてよく分析することが重要です。

そこでおすすめなのがミイダスのコンテンピシー診断です。

ミイダスのコンピテンシー診断は、あなたの強みや適性を科学的に分析できるツールとなっています。

質問に答えるだけで

  • 自分の強みや向いている仕事の特徴
  • 相性の良い上司
  • ストレスに感じやすい要因

などを分析し、より自分に合った仕事を知ることができますよ。

コンテンピシー診断は無料なので新たなレールを見つけてみたい方はぜひ利用してみてください。

\ 自己分析ならミイダス /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次