ゴリゴリの体育会系な会社で1年半程働いていた筆者です。
- 体育会系の会社はヤバそう
- 命を削って仕事してそう
など世間では様々なイメージがありますが、実際に経験した事がある方はそんなに多くないはず。
そこで今回はゴリゴリの体育会系な社風の会社で1年半勤めていた筆者が体育会系の会社のあるある15選を赤裸々に綴っていきます。
体育会系の会社のあるある15選
上下関係が厳格
体育会系企業では、先輩後輩の関係が非常に重視されます。
これは、スポーツの世界で培われた上下関係の延長線上にあると言えるでしょう。
先輩の指示は絶対であり、後輩はそれを忠実に実行することが求められます。
この厳格な上下関係は、組織の安定と効率性を高める一方で、時には新しいアイデアや意見が出にくいなどの弊害を生むこともあります。
チームワークを重視
体育会系企業では、チームワークが何よりも大切とされます。
スポーツで培われた協調性や連帯感が、仕事にも活かされるのです。
チームで目標を達成するためには、個人の能力だけでなく、チーム全体の協力が不可欠であるという考え方が根底にあります。
しかし、過度なチームワークを求めるあまり、個人の意見が尊重されないという側面もあるかもしれません。
目標達成への強すぎる意識
体育会系企業では、目標達成への強い意識が特徴です。
スポーツで勝利を目指すように、仕事においても目標を立て、それを達成するために全力を尽くします。
この強い目標意識は、企業の成長を牽引する力となりますが、一方で、社員に過度のプレッシャーを与え、 burnout(燃え尽き症候群)を引き起こす可能性も孕んでいます。
根性論が根強い
体育会系企業では、根性論が根強く残っていることがあります。
「根性があれば乗り越えられる」という考え方が、困難な状況を乗り越えるためのモチベーションとして機能する一方で、現代社会においては、必ずしも有効な解決策とは限りません。
多様な働き方が求められる現代においては、根性論だけでなく、より多角的な視点から問題解決に取り組むことが求められています。
挨拶や礼儀作法を大切にする
体育会系企業では、挨拶や礼儀作法が非常に重視されます。
これは、社会人として当然の礼節を重んじるという考え方から来ています。
挨拶はコミュニケーションの基本であり、礼儀作法は相手への敬意を示す上で重要な要素です。
しかし、形式的な礼節にこだわりすぎるあまり、人間関係がぎこちなくなることもあるかもしれません。
研修で山奥に放り込まれる
体育会系の会社では時代にそぐわない過酷な研修を実施している所も少なくありません。
私が前いた会社では、入社後すぐに山奥の研修施設に放り込まれて毎日大声で社訓を唱え続けるという奇妙過ぎる研修が実施されていました。
一体どんな研修なのか気になる方は以下の記事を読んでみてください。

体育会系出身者が多い
体育会系企業には、学生時代に体育会系の部活動に所属していた社員が多くいます。
彼らは、部活動で培った体力、精神力、チームワークを仕事に活かそうとします。
しかし、必ずしも全員が体育会系出身者である必要はなく、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる環境が求められています。
長時間労働が当たり前
体育会系企業では、長時間労働が当たり前になっているケースがあります。
目標達成のために、残業や休日出勤が日常的に行われることがあります。
長時間労働は、社員の健康を損なうだけでなく、生産性低下にもつながる可能性があります。
厳しい叱責が日常茶飯事
体育会系企業では、上司から部下に対して厳しい叱責が飛ぶことがあります。
これは、部下の成長を促すために行われるものでもありますが、度を超えた叱責は、部下のモチベーションを低下させ、職場環境を悪化させる可能性があります。
体力勝負の側面がある
体育会系企業の中には、体力的な仕事が多いところもあります。
営業や配送など、体力を必要とする仕事は、若いうちは活き活きと取り組めるかもしれませんが、年齢を重ねるにつれて負担が大きくなる可能性があります。
飲み会が頻繁に行われる
体育会系企業では、飲み会が頻繁に行われることがあります。
これは、社員間の親睦を深めるための大切な機会ですが、強制的な参加や過度な飲酒は、社員の負担となり、ハラスメントにつながる可能性もあります。
社内イベントが多すぎる
体育会系の会社は驚く程社内イベントが多いのも特徴です。
具体的にはこんな感じ。
- 週に1度の飲み会
- 休日にスポーツイベント
- 社員旅行
- 座談会
社内行事も仕事だと割り切ればそんなに辛いものでもないですが、休日を返上してまで参加を強制されるのは少し違うのかなと感じました。
社員同士の絆をやたら重視してくる
体育会系の会社は上記のような社内行事なども駆使してやたらと社員同士の絆を重視してくるのも特徴です。
- きついことも仲間がいれば乗り越えられる
- 仲間に感謝
- 仲間が頑張ってるから自分も頑張る
研修などに行くとこんな感じの気持ち悪いフレーズが飛び交うことも少なくありません。
別に悪いことではないと思いますが、行き過ぎると本当に気持ち悪いです。
自分ばかりを責めがち
体育会系の会社では会社に洗脳されて過剰な自責思考に陥っている人が多いのも特徴です。
明らかに会社のルールがおかしかったり、上司の言い分がおかしいのに
「会社に迷惑を掛けている自分が悪いんだ」
という形で洗脳されている社員も少なくありません。
同調圧力が強すぎる
体育会系な会社は同調圧力も駆使して社員に異常な労働を強いてくることがあります。
「結果を出してる○○は毎日あんなに残業しているんだから、他の人達も真似しなさい」
みたいな感じでさも自分が楽をしているように思わせて過剰な長時間労働を強いてきます。
気合があれば何でもできると思っている
体育会系な会社はとにかく目標やノルマを達成させ結果を出すことを重視してきます。
そして気合さえあれば何でもできると思っているのも特徴です。
体育会系企業が合わない人の特徴
体育会系企業は合う人合わない人ではっきりと別れやすいのも特徴です。
具体的に以下のような人は合わないでしょう。
- 社内イベントが苦痛でたまらない人
- ワークライフバランスを重視したい人
- 体力に自信がない人
社内イベントが苦痛でたまらない人
体育会系企業では、社内イベントが頻繁に行われることが多く、それが社風の一つの側面となっています。
飲み会やスポーツ大会、社員旅行など、様々なイベントを通して社員間の親睦を深め、一体感を醸成しようとするのです。
しかし、このようなイベントが苦手な人にとっては、参加することが大きな負担になる可能性があります。
例えば、人前に出るのが苦手、お酒が飲めない、特定のグループで固まる雰囲気が苦手といった人は、社内イベントに強いストレスを感じてしまうかもしれません。
ワークライフバランスを重視したい人
体育会系企業では、仕事に熱中し、目標達成のために長時間労働をいとわない風土が根強いことがあります。
そのため、プライベートな時間を大切にしたい人や、ワークライフバランスを重視している人にとっては、厳しい環境と言えるでしょう。
残業や休日出勤が当たり前、オンオフの切り替えが難しいといった状況に、常にストレスを感じてしまうかもしれません。
体力に自信がない人
体育会系企業では、体力的な仕事やイベントが多い場合があります。
営業活動で長時間歩き回る、スポーツ大会に参加する、といった場面が想定されます。
体力に自信がない人にとっては、これらの業務が大きな負担となり、体調を崩してしまう可能性も考えられます。
また、体力的な面だけでなく、精神的な疲労も蓄積しやすく、仕事のパフォーマンス低下につながる恐れもあります。
精神的に弱い人
体育会系企業では、競争意識が高く、常に結果を求められる厳しい環境が特徴です。
そのため、精神的に弱い人にとっては、プレッシャーが大きく、ストレスを感じやすいと言えるでしょう。
失敗を恐れてしまい、新しいことに挑戦できなくなったり、周囲の人との人間関係に悩んだりするかもしれません。
また、根性論が重視される風土の中で、自分の気持ちをうまく表現できずに、孤立してしまう可能性も考えられます。
体育会系企業のくだらないと思った文化について
根性論の押し付け
体育会系企業では、「根性があれば乗り越えられる」といった根性論がしばしば聞かれます。
確かに、困難な状況を乗り越えるためには、ある程度の精神力が必要ですが、すべての問題が根性だけで解決できるわけではありません。
現代社会では、論理的な思考や多角的な視点に基づいた問題解決が求められています。
根性論に頼りすぎることは、問題の本質を見失い、非効率な解決策に繋がってしまう可能性があります。
例えば、新しい技術の導入や、複雑な顧客対応など、根性論だけでは解決できない問題も数多く存在します。
体力重視の風潮
体育会系企業では、体力的な強さが求められる傾向があります。
スポーツ経験者が多く、体力的なタフさが評価される風潮が根強いからです。
しかし、現代社会では、体力だけでなく、知力やコミュニケーション能力など、多様な能力が求められています。
体力重視の風潮は、多様な人材の能力を最大限に引き出すことを妨げ、組織の多様性を損なう可能性があります。
例えば、アイデア創出や戦略立案といった知的労働においては、体力よりも創造性や思考力の方が重要となる場合もあります。
馴れ合い文化
体育会系企業では、飲み会やスポーツイベントなど、社員間の親睦を深めるための活動が盛んに行われます。
しかし、過度の馴れ合いは、仕事とプライベートの境界線を曖昧にし、ハラスメントや不祥事につながる可能性があります。
馴れ合いは、組織の活性化を阻害し、新しいアイデアの創出を妨げる可能性もあります。
例えば、上司と部下の関係が過度に親密になると、客観的な評価が難しくなり、組織全体の成長を阻害する可能性があります。
組織への過度の忠誠心
体育会系企業では、組織への忠誠心が求められる傾向があります。
しかし、組織への盲目的な忠誠心は、個人の成長を阻害し、組織の衰退につながる可能性があります。
組織は、常に変化し続けるものです。変化を恐れず、新しいアイデアを取り入れるためには、組織への忠誠心だけでなく、客観的な視点を持つことが重要です。
例えば、組織の不正行為を見つけた場合、組織への忠誠心から黙認してしまうのではなく、不正を告発する勇気を持つことが求められます。
体育会系企業が合わないと感じた時の対処法
体育会系企業に入ってしまって合わないと感じた時にやるべき対処法は2つあります。
- 今の会社の嫌な部分を明確にする
- 自分の強みや性格について分析する
- 退職・転職の準備を進める
今の会社の嫌な部分を明確にする
まずは今の会社の嫌な部分を明確にしましょう。
- 長時間労働が嫌なのか
- 体育会系な風潮が嫌なのか
- 頻繁な社内行事が嫌なのか
嫌な部分を明確にしてから転職活動を進めることで、転職活動の成功率をグッと高めることができます。
自分の強みや性格について分析する
今の会社の嫌な部分を明確にするのと同時に自分の強みや性格について分析することも重要です。
自分の強みや性格面の特徴について知り、それに合った会社を選ぶことができれば、よりストレスなく働くことができます。
逆にそれが分からないまま仕事を変えた場合、せっかく良い会社に入れたとしてもなかなか結果が出せず給与も上がらないという状態になってしまいかねません。
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退職・転職の準備を進める
1番の解決策は退職・転職の準備を進めることです。
世の中には体育会系な社風でない会社もたくさんあります。
合わないと感じている人が無理して働き続けるのは正直無駄な時間です。
転職先について情報収集を始めて、一日でも早く嫌な会社から抜け出す準備を進めましょう。
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