管理栄養士が勝ち組になれる職場ってあるのでしょうか?
本記事ではこんな疑問について私の考えをまとめてみました。
まず結論からいうと、職場や給料だけで勝ち組か負け組か判断してると必ず後悔します。
恐らくあなたも今、管理栄養士として働く自分に何かしら不満があるのではないでしょうか。
- 資格を取ったからには管理栄養士らしい働き方をしなきゃダメだ
- 調理員と変わらない仕事だと周りに引け目を感じる
- 周りにも誇れるような会社で働きたい
過去の私も同じように悩んでいたことがあるので、気持ちはすごく分かります。
しかし正直な所、上記のような考え方で就職や転職を考えるのはすごく危険です。
本記事ではその理由について私の経験談をもとに詳しく解説していきます。
勝ち組か負け組かで職場を選んだ管理栄養士の悲惨な末路。
私は学生時代、世間一般的に言われる勝ち組か負け組かという判断基準で職場を探していました。
就職するなら大手しか勝たんでしょ。
と自分がやりたいかどうかは後回しに仕事を選びました。
結果、大手の医療法人に内定が決まったんです。
親や友人からも
すごい‼病院管理栄養士なんて花形だね!
なんて言われ、どこか優越感に浸っている自分がいました。
本来は管理栄養士をとっても管理栄養士は使わない道で働こうと考えていたのですが、色々あって病院に決まり、親も喜んでいるならこれでよかったのかなと思っていたんです。
ところが就職してからこの考えは浅はかだと気づくことになります。
就職してからが地獄の始まり
世間一般的な勝ち組負け組論だけで仕事を選んだ私は就職してからものすごく後悔しました。
たしかに仕事が辛く苦しいものというのは前提です。
それでも私は病院での仕事が我慢できないぐらい嫌でした。
たしかに栄養指導や栄養管理など管理栄養士らしい業務がほぼだったので、管理栄養士として働きたい方からすればこれ以上ない程良い職場だったと思います。
それでもこの職場で5年、10年と働き続けられるとかと考えた時に全くイメージができませんでした。
- 上司からの過剰な叱責
- ミスの繰り返しで落ち込む日々
- 身の丈に合わない膨大な業務量
- 帰宅後や休日も返上で勉強
などなど。
こんなこと言うとあれですが、正直強い思い入れやその仕事への興味がないと続けられないだろうなと直感的に感じたんです。
上司や先輩との熱量の違い
上司や先輩の熱量も違うっていうか自分が場違いな感じがして余計に嫌でした。
病院なので一般的な職場より給料面も劣ります。
別に高い給料を求めてたわけではないですが、ワークライフバランスは重要視したいなと思ってたんです。
でも上司や先輩の姿を見る限り、5年後、10年後も仕事漬けの毎日になる予感しかしませんでした。
そんな風に思い詰めた結果、私は病院で働き続けることを諦めました。
どんな職場が勝ち組かなんて気にする必要ない。
いかがだったでしょうか。
管理栄養士の中でも
- 調理員と変わらない仕事をしてたら負け組
- 栄養管理や栄養指導業務に従事してたら勝ち組
- 大学教授や公務員は勝ち組
など身も蓋もないことを言う人がいますが、正直言って気にする必要なしです。
現に私はそんな意見に振り回された結果失敗しました。
周りにどれだけ誇れるような仕事だろうと、自分が辛いなら所詮は負け組。
それ以上でもそれ以下でもないのです。
仮に大手企業に入社できたとて、毎日死んだような目をして働いているなら勝ち組なんて言えないと思います。
大事なのは、今の職場で自分が満足して働けているかどうかではないでしょうか。
給食委託業界に進んだ友人の話
私の友人は給食委託会社で働いているのですが、びっくりするぐらい楽しそうです。
ほぼほぼ調理員みたいな感じだけど、私頭悪いし勉強とかしたくないし。調理とかしてる方が楽しいんだよね。給料も低いけど、田舎だからそんなお金使わないし、近くに友達もいるから別に気にならないんだよね。
と話してました。
いわゆるマイルドヤンキー的な生き方です。
「給食委託=ブラック」なんて言われますが、正直働く人の考え方次第だと思います。
彼女の場合
多少の残業は苦じゃない。むしろ残業代貰えた方が嬉しいじゃん。
とも言ってたので、本当に天職なんだと思います。
こんな感じなら立派な勝ち組人生ですよね。
大事なのは何を優先して何を捨てるか
働く上で大事なのは何を優先して何を捨てるかです。
優先する基準としては下記のようなものがあります。
- 年収
- 残業時間
- 業務内容
- 業務量
- 休日
例えばですが
- 高い給料を優先するなら業務量や休日は多少目を瞑る
- 管理栄養士業務を優先するなら給料面や休日面は多少目を瞑る
ような感じです。
全てを優先することもできなくはないですが、そうなるには相応の努力が必要となります。
管理栄養士の場合、業界の特性上高い給料を求めるのは難しいのが現状です。
休日面に関しても職場や業務の特性上、目を瞑らざるを得ない部分があります。
要は、管理栄養士として働くこと自体が優先順位を天秤にかける上での判断材料になり得るのです。
そう考えると
- 国家資格なのに報われない
- これだけの仕事をしているのに給料が低い
などという考えが少しおかしなことだと感じないでしょうか。
はっきり言ってしまうと、そんなことに不満を感じているだけ無駄なのです。
そもそも管理栄養士が嫌なのであれば
別業界に転職して年収や休日など他の条件を優先して自身のQOLを高める
のが賢明な選択となります。
それなのに現実には目を背けて不満を吐き続けていませんか。
管理栄養士で勝ち組人生にしたい人がやるべきことは4つ。
管理栄養士の人が勝ち組だと思える人生を進みたいなら下記4つを意識してみるのがおすすめです。
- 資格に固執し過ぎてないか見つめ直す
- 仕事をする上での優先順位を付ける
- 広い視点で職場を探してみる
- 副業に挑戦してみる
それぞれ解説します。
資格に固執し過ぎてないか見つめ直す
まず最初に考えてみて欲しいの資格に固執し過ぎてないかということ。
せっかく取得した資格だからという理由だけで嫌々続けていませんか。
- せっかく取得した資格だから使わないと勿体ない
- 資格を使わずに働くなんて大学に通わせてくれた親に申し訳ない
上記のように考えてしまう気持ちもすごく分かります。
しかし、それで今自分が苦しんでいるのなら本末転倒です。
そもそも嫌々働くあなたの姿を見て喜ぶ親はいません。
向いてなかったかもしれないと思うのなら別の道を探してみるのもありだと思います。
仕事に対する優先順位を付ける
先述した通り、仕事に対する優先順位を付けるのは非常に大切です。
- 業務内容を重視したい(管理栄養士らしい働き方がしたい)
- 給与面を重視したい
- 休日の取りやすさなどワークライフバランスを重視したい
- 過剰な責任を負わず緩く働きたい
など優先順位を決め手仕事を選べば、割と満足できる生き方ができるようになります。
仕事においてどうしても譲れない部分がカバーできれば自然と不満は減ってくるものです。
例えばですが、過剰な責任を負わずゆるく働ける職場なら、そんなに高い給料が貰えなくても満足できますよね。
こんな感じで、自分が大事にしたい価値観は何かよく見つめ直してみてください。
広い視点で職場を探してみる
ある程度自分が優先したいことを決めたら次のステップ。
- その条件は今の職場で達成できているか
- 今後達成できる見込みはあるか
考えてみましょう。
仮に年収面を重視するならまず考えるべきは
- 業界の給与水準は高いか
- 出世できる見込みはあるか
- 出世すれば目標の年収に到達できるか
などが挙げられます。
この内1番手っとり早いのは給与水準の高い業界に転職することです。
管理栄養士の仕事だけでなく、他業界の仕事にも目を向けてみるのが1番有効な解決策となります。
でも管理栄養士以外の仕事ってよくわかんないよ。
と思う方もいるでしょう。
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副業に挑戦してみる
今の仕事には満足してるんだけど、もう少し給料が上がればな~
って状況であれば副業に挑戦してみるのもおすすめです。
多少不満はあれど、それなりに満足できる職場に出会うのが1番難しいといわれています。
そのため本業がある程度満足できているのであれば、わざわざリスクを取って転職するよりも副業で稼いだ方が効率的だと思います。
今の時代は多少のスキルと継続力さえあれば、副業で月5万くらいは割と余裕で達成できるので、ぜひ挑戦してみてください。
完全0から始めるならまずはポイ活から始めてみるのが1番おすすめです。
勝ち組への挑戦はいつでもできる
勝ち組かどうかなんて職場や給料だけで判断できるものではありません。
一般的に勝ち組といわれる職場で働いているのに不満ばかりの人もいれば、過酷といわれる労働環境の中でも自分なりに楽しく働けている人もいます。
要するに大事なのは、自分がどんな状態になれば勝ち組といえる人生を歩めるのか考え、行動に移すことではないでしょうか。
不満や愚痴ばかり漏らしてたって楽しくないし、変わることもありません。
そんな生活を続けていれば最悪、負け組のままの人生で終わってしまうかもしれませんよ。
そうならないよう、仕事する上での優先順位に関してよく考えてみてください。
おわりに
本記事の要点をまとめると以下の通りです。
- 勝ち組か負け組かで就職・転職を考えるのは危険
- 大事なのは仕事に対する優先順位を決めること
- 優先順位が決まったら現実的な解決策を考える
- 時には管理栄養士以外の道を選ぶのが最善策の時もある
仕事が不満でたまらない方はまず、自分が仕事の何に対して不満を感じているのかよく分析してみてください。
そうすれば段々と自分が取るべき行動が見えてくると思いますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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