病院管理栄養士を新卒8ヶ月で辞めた話【すぐ辞めるのは怖いよね】

病院管理栄養士を新卒8ヶ月で辞めた話【すぐ辞めるのは怖いよね】
悩む人

・新卒だけど管理栄養士きつすぎて辞めたい

・病院で働くのがこんなにきついなんて思ってなかった

・管理栄養士の先輩怖すぎてもう顔も見たくない

こんな悩みを抱えるあなたに向けて書いています。

こんにちはブロガーのりゅうせいです。病院を辞めて文章を書く仕事をしています。

管理栄養士の仕事ってきついですよね?それに新卒で辞めるのは超怖い。

僕も病院を新卒8か月で辞めたので痛いほどわかります。

周りの友達は上司とも上手くやっていて仕事も頑張っているのに、

「どうして私は・・・」

管理栄養士を取ったことを何度も後悔しましたし、なんならもういっそ〇んでしまおうかってぐらい闇落ちしました。

本記事では

  • 過去の自分との決別
  • 悩めるあなたへのラブレター

といった意味を込めて私のありのままの思いを綴っています。

ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

もう明日から会社行けそうにないぐらい病んでいる方へ

下記状況まで追い込まれているなら無理はせず、自分の体を守ることを最優先にしてください。

  • 上司の顔を見るたびに吐き気がする
  • 気づいたら涙が止まらなくなる
  • 食事もとる気にならない

私は上記状況なのに無理して続けた結果、適応障害と診断され辞めざるを得なくなりました

そこまでの状況になってまで仕事を続けるのは物理的に考えて難しいです。

退職代行サービスでは無料相談も受け付けているので、一度相談してみることをおすすめします。

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  • 社長や上司とは話したくない
  • 確実に仕事を辞めたい
  • 合法的に仕事を辞めて、退職後のトラブルは避けたい
  • もう明日から出勤したくない

という方は体も心も壊す前に一度相談してみてください。

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目次

私が病院を辞めた理由

私は新卒で直営の管理栄養士として働いていました。

田舎ではちょっと大きめ(300~400床ぐらい)の急性期病院です。

栄養管理や栄養指導がメイン業務で仕事自体は結構楽しくて好きでした。

しかし、職場環境には恵まれず新卒8か月で適応障害を発症。

これが退職理由となります。

上司の新人いびり

「適応障害」となるまで追い込まれた原因の大部分を占めるのは上司との関係です。

結構理不尽かつ感情に任せてキレてくるタイプの上司でした。

  • なんで業務はその都度私に報告しないの?
  • なぜ私の許可なしに進めたわけ?
  • なんでその業務やっといてくれなかったわけ?
  • なんで勝手に進めたの?

えっ?私が悪いじゃんって?

見えますよね。でもこれ全て上司の機嫌で正解が変わるんですよ。

なんで報告しないの?って言われたからその都度報告したら

上司

私今イライラしてるから話しかけないでくれる?

んも~なんなのよ!!

今思えば懐かしい話ですが、毎日これで怒られるのはかなりメンタル削られました。

実力に見合わない仕事量

病院の業務は死ぬほど多かったです。

すごい頭悪そうな伝え方ですが、まじでわけわかんないぐらいやばかったんですよ。

  • 入社半年でいきなり病棟1個(40人ぐらい)持たされる
  • 急性期で回転が速いから毎日栄養管理計画書に追われる
  • 栄養指導も多い時は1人で1日3件
  • その他書類関係、雑用は全て新人の仕事(新卒は僕だけ)
  • 定期的な委員会の参加

これ新人がやる業務量なん?ってまじでビビりました。

他の病院はどうなのか知らないですが、新人の僕は毎日胃がキリキリするぐらいきつかったです。

病院じゃない方はあんまイメージできないかなって思いますが、急性期で40人患者持つって生き地獄ですよ。

毎日3時間以上の残業は必須というブラックっぷり。(新人という理由で残業代なしです)

10年以上も続けてる上司がまじですごいなって思いました。

やりたいこととの葛藤

僕が心を痛めてしまったのはやりたいこととの葛藤があったからでもあります。

執筆活動はぶっちゃけ大学の頃からやってましたし、この道で生きていきたいという思いが異常なぐらい強かったんです。

りゅうせい

心が弱かったのは間違いないけど

もちろん仕事を続けられるなら続けたかった。

でもこのまま嫌なことを続ける人生でいいのかって葛藤が余計心を疲れさせてしまったんです。

(体を壊すまで仕事を続けるのは良くなかったと反省しました)

すぐに辞めれなかったのはなぜなのか?

狂った上司、異常な業務量(残業代もなし)、他にやりたいこともあるという状況にも関わらず踏みだせなかったのには4つの理由があります。

  • 上司の異常すぎる洗脳
  • 親への申し訳なさ
  • 失敗への過度な恐怖
  • 真面目で完璧主義だった

1つん?って理由もありますが、ひとまず聞いてみてください。

上司の異常すぎる洗脳

1つ目は上司の異常すぎる洗脳。これが僕の行動を大きく妨げていました。

僕は2度上司に辞めたいと訴えたことがあります。

1度目は入社後2週間ぐらいしてから、2回目は入社半年が経ったころ。

悩む人

入社2週間は早すぎるでしょ

職場環境、人間関係が異常だったのは入社後3日で気づいたので、本気でその時辞めようかとも思いました。

しかし、その時の上司は優しく相談に乗ってくれて無事引き留められました。

問題は2回目に訴えた時。これがかなり恐怖でした。

今辞めて大丈夫だと思ってんの?

半年も経てば、いい意味でも悪い意味でも接し方が変わってきます。

僕は本気で辞めたいと訴えましたが、

上司

今辞めて大丈夫だと思ってんの?
そんなんじゃこれから先やっていけないよ?

この言葉で逃げるという選択を絶たれた気がしました。

もう僕はどこにも逃げる場所なんてないんだ。これからどうすれいいんだろう。

本当に追い詰められて辛かったです。

親への申し訳なさ

2つ目は親への申し訳なさ。大学まで出してもらって資格まで取らせてもらって。

親にはとても迷惑をかけたはずなのに。

辞めたら親が悲しむに違いない。

この気持ちがさらに僕を追い詰めていました。

失敗への過度な恐怖

3つ目は失敗への過度な恐怖。

「今辞めたら生きていけるのだろうか」「新卒で入った会社は3年は続けないと」

漠然とした失敗への恐怖が辞めるという行動を妨げていたように思います。

真面目で完璧主義だった

4つ目は真面目で完璧主義だったこと。

結構フランクな口調で過去の経験を話してますが、僕は意外と真面目で完璧主義です。

いわゆる器用貧乏ってやつで大抵のことは苦労せずできちゃってました。

勉強でもあんま苦労した覚えがありません。

でも失敗経験が少ないことが完璧主義に拍車をかけていたのも事実。

「自分ならやれるだろ」って勝手にプレッシャーをかけてしまっていたんです。

で、どんな感じで辞めたのよ?

辞めるか辞めないか気になっている方にとって気になるのは「仕事の辞め方」ですよね。

「会社 辞め方」なんて検索しても企業サイトばっかであんまり参考になる情報は得られません。

そして僕の辞め方もあんま参考にならないぐらい特殊です。

でもこんな辞め方になる前に自分を守ろうねって意味でお伝えします。

ドクターストップを受けた

ね、参考にならないでしょ?

ある日、仕事をしていたら突然涙が止まらなくなったんです。

周りの上司にも見られてて超恥ずかしかった。

でもさすがにやばいと思われたのか、心療内科の受診を勧められました。

その結果「適応障害」の診断を受け、

医者

明日から会社に行ってはダメですよ。

って言われそのまま退職することになりました。

夢でも見ているのかと思った

その当時僕は夢でも見てるんじゃないかと思いました。

だって会社に行ってはダメですよって

行かんとやばくない?

普通にそう思いますよね。

なによりこの時は上司の洗脳を受けてたので、行かないのはまずいって気持ちが大きかったんです。

だから「えっ?」って反応したら

医者

絶対に行かないでください。
これ以上行けばあなたは鬱病になります。

結構強い口調で言われたのでビビりましたが、相当やばいのかって気づけた瞬間でもありました。

その後の対応

そのあとは上司に心療内科でいわれたことを話しました。

医者

職場には行っちゃだめですよ。

って言われたことも伝えて退職手続きは全て上司にやってもらいました。

簡潔にいうなら「逃げた」という一言に尽きます。

しかし、ここまでなる前になんでもっと早く動かなかったのかという後悔ばかりが残りました。

辞めた経験から学んだこと

辞めることは突然決まったので正直戸惑いしかなかったです。

そして失敗したなって思ったことも多数ありましたが、それ以上に学べたことは大きかったように思います。

りゅうせい

引っ越しとか結構大変だったなあ

でもどうしてもきつかったのは事実。

人間合う合わないがあるから仕方ないんですよね。

自分の本意じゃないことに気づけた

管理栄養士として働くことが自分にとって本意じゃなかったことに気づけました。

僕の場合、病院で働きたかったのは「親を喜ばせたい」という思いに縛られていたのかなと思います。

せっかくとった資格だし、使わないともったいない。この気持ちが間違いだったのかなと。

自分の人生のポリシーが見つかった

自分の人生のポリシーが見つかったのも大きかったように思います。

栄養士の安い給料に対する不満は多少ありました。

かといってそんなにたくさん稼ぎたいわけではなかったです。

「内向的でゆとりな自分を大切にしたい」

この生活ができるならあんまりお金は求めてない自分に気づきました。

しかし、管理栄養士の職場は女性特有の人間関係、高圧的かつ強気な方が多いので、このポリシーは実現しにくい状況にあります。

もちろんこれから見つかればいいなとは思いますが。

やっちゃいけない(常識)の決めつけは正常な判断を鈍くする

2つ目はやっちゃいけない(常識)の決めつけは正常な判断を鈍らせちゃうことです。

「新卒で仕事を辞めるのはいけないことだ」「正社員じゃなきゃだめなんだ」

これはよく言われますよね。

最近ではこれに反発を寄せる声も多いですが。

しかし、この決めつけが自分をどんどん追い詰めてしまうというのは身に染みて感じました。

「今自分にとって最善の選択とはなにか?」

常識に縛られずに生きていくってかなり難しいことですからね。

ある意味自己免疫疾患みたいなもの

しごとを辞める時

僕はある意味自己免疫疾患みたいなものだと思ってます。

自己免疫疾患:自分自身の正常な細胞や組織にまで過剰に反応し、攻撃してしまうこと。

例えば適応障害になるまで追い詰められた僕にとって「仕事を辞める」ことは正常な反応(行動)だったんです。

しかし、「仕事を辞める」ことに対して悪い思い込みがあるから逆に心を追い詰めてしまいます。

過去の僕は判断能力が鈍っていたんだなという反省しました。

病む程追い込まれている場合に限ります。

完璧を求めすぎると壊れる

完璧を求めすぎると壊れるということにも気づけました。

当時の僕はなんでもかんでも完璧にしないと気に食わないタイプの人間でした。

だから上司に怒られるのも嫌でしたし、仕事ができない自分も嫌。

最初から新人が完璧にできるわけないのにです。

これはある意味辞めた後の反省でもあります。

どんなに辛くても自分だけは見失わないで

僕は仕事を辞めてから立ち直るまでに結構時間がかかりました。

なにもかもが嫌になっていっそ〇んでしまおうかとも考えました。

これからどう生きればいいんだろうって不安が強かったからです。

1人だとどうしようもなく辛すぎて家は引き払って実家に逃げました。

こんな状態になってから辞めると非常に苦労します。

弁護士や退職代行サービスに相談して強引にでも逃げればよかったと後悔しました。

辞めて学べたことは大きかった

「ニート」というのは世間体は悪いですが、長い人生一度は経験してもいいんじゃないかなというのが感想です。

新卒でいい職場に出会った友人には経験できない辛さ、葛藤、悩み、モヤモヤを経験しましたが、人としてすごく大きな成長ができたように思います。

何よりお金は大切にしようと思えるようになりましたし、ありのままで生きることの大切さを知りました。

今こうして苦しんでいるあなたもある意味チャンスだと思って1歩踏みだしてみることをおすすめします。

似た境遇の人に近づくことで別の生き方も見える

僕は仕事を辞めてからは似た境遇の方とSNSを通じてつながるようにしました。

そしてブログを書いて生活する人やYouTubeで発信を続ける人など色んな方と話す中で気づけたことがあります。

りゅうせい

僕も文章を書くのは得意だ。

だからこうしてライター活動をしていくことを決めました。

もちろんずっと続けるかどうかは結果次第ですが、今本気でやりたいと思えることを見つけた以上、夢を追いかけていくつもりです。

今すぐ就職したくないならブログがおすすめ

病むほどきつい人にとってすぐに就職する道を選ぶというのはかなりきついもの。

心が安定するまではブログを書いて気持ちを落ち着けるのもおすすめです。

自分と同じ悩みを抱える方と悩みが共有できるのはブログの良い所。

死ぬほどつらかったあなたの経験を必要としてくれる方はこれから先も現れるはずです。

ぜひこれを機に始めてみてはいかがでしょうか。

ブログの始め方は下記記事で解説しています。

興味のある方はぜひ挑戦してみてくださいね。

上記記事の手順通りに進めるだけなので、パソコンが苦手な方でも大丈夫です。

りゅうせい

パソコンが苦手だった私が言っているので間違いないです。

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