頑張って勉強して管理栄養士になったのに辛い事ばっかり。人間関係も上手くいかないし病みそう。もう疲れちゃいました。
管理栄養士として働き始めて以降、精神的に参ってしまう方も少なくありません。
実は私も恥ずかしながら適応障害を発症し、病院を退職してしまった過去があります。
私がそこまで追い込まれてしまった理由は様々あるのですが、業界全体で多いものを例にあげてみるとこんな感じ。
- 人手不足ゆえに新人時代から多忙な業務に追われる
- 先輩・上司も忙しくて新人教育に手が回らない(教えてもらえない)
- 教えてもらっていないことで怒られる
- 1つのミスで上司・先輩にネチネチいわれることがある
- 管理栄養士になったのにメインは調理業務
まあ、辛いです。
おまけに上司や先輩もパワハラ気味で冷たい人達ばかりだったら辞めたくなって当然です。
我慢し続ければ最悪、心も体も壊れて社会復帰すら危うくなるかもしれませんよ。
辛い。もう無理。
と思ってしまうのは決してあなただけが悪いのではありません。
当てはまる部分が多い方は一刻も早く自分の体を守ることを優先してください。
管理栄養士になってから病む人の特徴4選。
管理栄養士として仕事を始めてから病む人には以下4つの特徴があります。
- 職場に馴染めていない
- 上司に詰められることが多い
- 責任を感じ過ぎている
- 業務を抱え過ぎている
職場に馴染めていない
職場に馴染めないと病む確率は各段に上がります。
管理栄養士が働く職場は年齢的にも離れている人が多く、新人だとなかなか馴染みにくいことも多いです。
お局気質な人や厨房の人特有のオラオラな雰囲気の人はやっぱり怖いですよね。
上司に詰められることが多い
新人の内は上司との相性も重要です。
最近は「上司ガチャ」と呼ばれたりもしますが、新人の内は比較しようがないので自分の上司がどうなのかなかなか分からないですよね。
しかし、確実に言えるのは
理不尽に新人を詰めまくる上司もいる
ってことです。
怒られる度に反省するのも大事ですが、あまりに理不尽なことで怒られていないか確認するのも重要です。
責任を感じ過ぎている
我慢し過ぎた結果病む人は責任を感じ過ぎていることがあります。
- 抜けた穴を埋められる人がいない
- 上司や同僚に迷惑をかけるかもしれない
- 患者さんに食事が出せなくなるかもしれない
など理由は様々あるでしょう。
しかし、ぶっちゃけた話、それらは全てあなたが気にすることではありません。
会社が責任を取るべきことです。
仮にあなたが辞めて業務が回らなくなるのなら、その会社は組織として崩壊しています。
1人の人間が心も体も壊すぐらい働かなければ回らない職場がまともなわけがないのです。
心も体も壊れるほど追い込まれているなら、色々考えすぎず、自分の身を第一に考えるようにしましょう。
業務を抱え過ぎている
病みやすい管理栄養士は業務を抱え過ぎていることも多いです。
業界の特性上、人手不足になりやすく経験値に見合わない業務を抱えなければならないことも少なくありません。
結果キャパオーバーになってしまい、精神的に病んでしまうことも多いです。
管理栄養士で病みやすい人に共通する性格とは?
病みやすい管理栄養士は性格面でもいくつか共通点があります。
代表的な例でいうと以下3つです。
- 真面目で完璧主義
- 周りに気を遣い過ぎる
- 頼まれたことを断れない
真面目で完璧主義
真面目で完璧主義な人は小さなことでもストレスを貯めこみやすいといわれています。
何事も完璧にできないと気が済まない故に、小さなミスでもくよくよ考えてしまうことも多いです。
さらにミスが積み重なると上手くいかない自分を責め過ぎてしまい、精神的にドンドン落ち込んでしまうのです。
学生時代成績の良かった人や周りから人望のある人程、真面目で完璧主義な傾向になりやすいといわれています。
周りに気を遣い過ぎる
周りに気を遣い過ぎる人も精神的に参ってしまいやすい人の特徴の1つです。
些細なミスでも
- 誰かに迷惑をかけたのではないか
- 上司に呆れられてしまったのではないか
と気にし過ぎるあまり、精神的に参ってしまう傾向にあります。
相手の行動や態度で深入りし過ぎてしまう方は少し注意が必要です。
頼まれごとを断れない
頼まれたことを断れないのも病みやすい人の特徴です。
断るのは気が引けると思ってしまう気持ちも分かりますが、自分のキャパを超えてしまうようであれば、断る勇気も必要です。
病みやすい管理栄養士が気を付けるポイント3つ
ここまでの内容で
もしかして私病みやすい性格なのかもしれない。
と思った方は適切な対処が必要です。
メンタルが壊れてしまわないよう以下3つを意識してみてください。
- 色々言われても気にし過ぎない
- ご褒美や楽しみを見つける
- 無理し過ぎない
色々言われても気にし過ぎない
1番重要なのは色々言われても気にし過ぎないことです。
正直管理栄養士が働く職場はゴリゴリな「女の世界」なので、「何も言われないようにしよう」とするのは正直無理があります。
悪口の1つや2つぐらいは仕方ないと割り切るしかありません。
色々言われたって自分がちゃんと仕事できていればいいんです。
悪い面ではなく良い面に目を向けるようにしましょう。
ご褒美や楽しみを見つける
職場で色々言われたらやっぱり多少は傷つきますし、色々考えるなという方が難しいです。
そんなストレス要因からなるべく目を背けるためにも自分なりにご褒美や楽しみを作りましょう。
- 今週乗り切ったら好きなものを買おう
- 1日中映画鑑賞してダラダラ過ごそう
- 友達とお洒落なカフェに行こう
などなど。
今の時代なら月額600円で映画やドラマが見放題のAmazonPrimeVideoなどもあるので、何かしら熱中できるものを見つけてみるのがおすすめです。
無理し過ぎない
多少の我慢は必要ですが、無理はし過ぎないようにしましょう。
例えばこんな状態にある場合はちょっと危険です。
- 出勤前になると涙が溢れてくる
- ストレスで食欲が出ない
- 不安で夜も満足に眠れない
仕事は最低でも3年続けろとは言われますが、自分の体を壊してまで遵守することではありません。
辛い。逃げたいと思った時は逃げたっていいんですよ。
自分がなんで病みそうなのか原因をよく見極めることも大切
精神的に参ってしまって辞めたいと考えている場合、自分がなぜ病みそうになっているのか考えることも大切です。
- 業務内容が嫌で病みそうなのか
- 職場の人間関係が嫌で病みそうなのか
- 業務量・残業量が多すぎて病みそうなのか
- ワークライフバランスが取れなくて病みそうなのか
- 自分のメンタル面で甘えがあるのではないか
自分がなぜ病みそうなのかよく考えてみてください。
原因は今の職場で解決する?
原因を深堀したらそれが今の職場で解決できるか考えてみましょう。
専門職なので部署異動など申し出るのは難しいですが、業務量などは上司に相談することで軽減できる可能性もあります。
まずは今の状況をどうすれば改善できるのか考えることが大切です。
病みそうになっているのはメンタルの弱さもあると思うけど、実はその弱みを良い方向に活かす方法もありますよ。
自分の性格をもっと良い方向に活かす方法はない?
病みそうになっている人は共通して自分の悪い部分ばかりに目を向けすぎる傾向にあります。
もしかしたら今、自分が病みそうになっているのはメンタルが弱いからだと思っていないでしょうか。
たしかにそれも否定はできないことかもしれません。
しかしメンタルが弱いを強みとして置き換えれば人の気持ちにより接することができるとも取れますよね。
仮にその強みを管理栄養士として生かすなら
- 病院で患者様の気持ちに寄り添った栄養指導ができる
- ドラッグストアで患者様の悩みに寄り添った提案や商品の紹介ができる
など視点を変えてみるだけでもメンタルの弱さが役立つ場面は多いんです。
今の職場で自分の良い所が活かせそうにないなら働く環境や業界を変えてみるのも1つの選択肢ですよ。
自分に合った職場を知りたい方は転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。
第二新卒におすすめな転職エージェント
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