新卒で管理栄養士として働き始めました。仕事には慣れてきたけど、正直辛いです。業務量多いし、責任もやたら重いし。なのに給料は少なくて、貯金なんてとてもじゃないけどできません。この先も同じ生活が続くのかと思うとしんどくて泣きたくなります。どうしたらいいのでしょうか。
こんな悩みを解決します。
管理栄養士として就職したのはいいものの、こんなにきついとは思ってなかったですよね。
その上給料も安いし、やたら責任は重いし休みも取りにくい。
おまけに職場も癖の強い人ばかりで働きにくいときたら、辞めたくなって当然です。
かくいう私も新卒で急性期の病院に就職しましたが、8か月で辞めました。
正直な所、管理栄養士が働く職場は人によって「合う合わない」がめちゃくちゃ大きいです。
また、管理栄養士で働く以上、周りより給与が低い現状は覆りません。
どうしようもなく辛いんだったら早いとこ別業界に転職するのが賢い選択です。
- 管理栄養士を辞めるタイミングはいつがいいのか
- 早く転職した方がいい人&職場の特徴
- 転職した方がいい人が準備すること
- 転職する際の会社選びのポイント
- やりたいことが決まってないならWeb業界への転職をおすすめする理由
上記内容をもとに、管理栄養士を辞めるタイミングについて悩んでいる方の背中を押すことができたら幸いです。
管理栄養士を辞めるタイミングはいつがいいのか?
私個人的に管理栄養士を辞めるタイミングについてはあなたが今後どうしたいかで左右されます。
- 別業界を目指す
- 同業界で働く
それぞれ深掘りします。
別業界を目指す場合は?
別業界を目指すなら、第二新卒カードが使える間がいいでしょう。
理由は下記2つです。
- 勤続年数が長くなるほど別業界への転職難易度は上がる
- 第二新卒期間ならポテンシャル面で戦える
基本的に転職市場では経験・スキル・資格・学歴が重視されます。
特に重要なのは経験です。
例えばの話、委託給食会社で3年以上働いた経験のある人は、給食委託業界での経験値が高い人として評価されます。
そんな人が3年以上経験を積んだ後に、不動産業界へ転職しようとしたらどうなるでしょうか。
ほとんどの確率で門前払いを受けるでしょう。
医療・介護・飲食系への転職は有利に働く半面、食に関係ない業界への転職は難易度は格段に上がります。
つまり、専門性が高くなるほど、別業界への転職は難しくなるわけです。
よっぽど高学歴でない限り、新たな資格を取得するなどしなければ別業界への転職はできなくなると考えた方がいいでしょう。
一方で第二新卒の間なら若さによるポテンシャルを評価される可能性があります。
未経験でスキルはなくとも仕事に対するやる気や熱い思いをアピールできれば、新たな道が切り開けるかもしれません。
そのため、別業界を目指すならできるだけ早い時期に動いた方がいいでしょう。
同業界で働く場合は?
今後も管理栄養士として働き続けたいのであれば、少なくとも1~3年は続けた方がよくはあるでしょう。
とはいえ、体がまだ限界に達してないならの話です。
モンスター上司や過酷な労働環境のせいで今にも倒れそうな状況なら、自分の体を守ることを優先してください。
管理栄養士が働く業界はブラックな職場が多いとは言われますが、職場を変えれば解決する可能性はあります。
くれぐれも無理はしないようにされてくださいね。
早く転職した方がいい人の特徴
ここからは早く転職した方がいい人の特徴について解説します。
- 今の業務に物足りなさを感じる
- 会社での成長が難しそう
- 人間関係が悪すぎて業務に支障が出る
- 上司に嫌われている
- 仕事が辛すぎて体の不調が出始めている
今の業務に物足りなさを感じる
同じ業務ばかりで物足りなさを感じている場合は良い意味で早く転職した方がいいでしょう。
例えば、私の友人で慢性期の病院に就職した子は「全く栄養管理ができなくて面白くない」と嘆いてました。
私が働いていた病院は毎日息をつく暇もないほど忙しかったので、正直信じられませんが同じ病院でも業務内容は職場によってガラリと変わります。
- もっとガッツリ栄養管理がしたい
- 栄養指導もやりたい
- 管理栄養士としてキャリアを積みたい
と考えている方で、今の職場では物足りなさを感じるなら早いとこ転職した方がいいでしょう。
会社での成長が難しそうに感じる
会社での成長が難しそうに感じる場合も早く転職した方がいいでしょう。
例えば、管理栄養士の上司が全く勉強していないなどですね。
私の病院ではそんなことありませんでしたが、友達が入社した会社では質問しても答えきれない上司ばかりで非常にストレスを感じたそう。
職場によっては勉強しなくてもやっていけますから、ガンガン知識を付けたいと考える方にとっては非常に不愉快な話でしょう。
恐らくですが、そんな上司はこれから先も勉強しないでしょうから、もっと学びやすい環境に身を置くことをおすすめします。
人間関係が悪すぎて業務に支障が出る
人間関係が異常なほど悪い職場で業務に支障が出る程なら早く転職した方がいいでしょう。
- 1回のミスに対してコソコソ陰口を言われる
- 上司のパワハラがひど過ぎる
- 職場内で孤立していて相談できない
こんな感じの職場だと
ミスが多発→怒られる→仕事が嫌になる→ミスが増える→同僚の態度が冷たくなる→相談できなくなる→またミスする→怒られる
という負の連鎖が続きます。
そうなればどんどん追い込まれ働きにくくなる一方です。
早めに環境を変えて落ち着いて働ける職場を選んだ方がいいでしょう。
上司に嫌われている
業界の特性上女性が多い職場なので、上司に嫌われると一瞬で働きにくい職場へと変わります。
できる限り嫌われない努力をする必要はありますが、なかにはモンスター級に性格の悪い上司がいるのもこの業界の定めです。
私も新人時代は上司に嫌われているような気がしてヒヤヒヤしていました。
とはいえ、自分が思い込み過ぎているだけで勘違いしていることもあるので難しいところ。
上司との関係で悩んでいる方は下記記事も読んでみてください。
仕事が辛すぎて体の不調が出始めている
仕事が辛すぎて体に支障が出始めている方は一刻も早く自分の体を守ることを優先してください。
- 拘束時間が長すぎて疲労困憊になっている
- 仕事が嫌で朝起きるのが辛い
- 業務量が異常すぎてついていけない
上記に当てはまる方はもうこれ以上続けるのは危ないかもしれません。
下記記事で体の限界を知らせる7つのサインについて解説してますので、逃げる準備を進めましょう。
早く転職した方がいい職場の特徴
あなたがどんなに苦労しても、職場環境が最悪だと貴重な時間が無駄になります。
下記に当てはまる職場の場合は、できるだけ早く転職した方がいいでしょう。
早く転職した方がいい職場の特徴
- 新人の離職率が高い
- 癖の強いベテランが長く居座っている
- ネガティブコミュニケーションが多い
- 慢性的な人手不足で長時間労働が当たり前になっている
新人の離職率が高い
新人の離職率が高い職場は要注意です。
特に栄養士の職場は新人離職率が高い傾向にあります。
私が新卒で入った病院は、新卒離職率が驚異の3年連続100%でした。
私も新卒で辞めたので、その記録はさらに更新されたものと思われます。
実際に経験したから分かりますが、とても新人が入れる穴はないような雰囲気で毎日しんどかったです。
つまり、離職率が高い職場は高いなりの理由があるということ。
あなたが悪いわけではないので安心してください。
癖の強いベテランが長く居座っている
癖の強いベテランが長く居座っている職場も新人にとっては過酷な環境です。
特に40代ぐらいのおば○んがズラりと管理職に並んでいるような職場は要注意ですね。
私の職場はベテラン層での仲間意識が強い上、新人いびりが異常でした。
「私達の頃はもっとひどかったんだから」という言葉を武器に追い詰められて辛かったです。
そんな新人いびりに耐えられるならこれから先もやっていけるでしょうが、私のように心の弱い方は早く逃げた方が賢明ですよ。
ネガティブコミュニケーションが多い
仕事中にネガティブな言葉が飛び交う職場も要注意です。
例えば、愚痴や陰口などですね。
女性の多い職場なので仕方ない部分はありますが、正直めちゃ怖いです。
自分も言われているかもと思うとすごくストレスが貯まります。
ネガティブコミュニケーションによるストレスは1番無駄なので、耐えられない方はできるだけ少ない環境に身を置いた方がいいでしょう。
慢性的な人手不足で長時間労働が当たり前になっている
慢性的な人手不足が続いている職場も注意しましょう。
人が足りないのをカバーするために長時間労働を強要されます。
仕事内容に対して特に不満がないなら耐えられるかもしれませんが、そうでないなら正直言って地獄です。
今は大丈夫でもいつか必ず体を壊します。
自分の身を守るためにいつでも逃げられる準備はしておいた方がいいでしょう。
転職した方がいい人が準備すること
ここまでの内容でなんとなく自分が転職した方がいいかどうか分かってきたのではないでしょうか。
ではここからは転職する際に準備することについてお伝えします。
- 自分の強みや特性を知る
- 内向型か外向型か知る
- 転職先について情報収集する
自分の強みや特性を知る
自分の強みや特性はなんなのか考える時間を作りましょう。
そもそも転職したいと思うのには何かしら原因があるはずです。
特にマイナスな理由で辞めたくなる場合の最も大きな原因が、自分の強みとマッチしない仕事をしているからだといわれています。
有資格者でも向いてない場合はある
管理栄養士を取ったからといって向いてるとは限りません。
自分の根本的な性格や強みによっては向いてない人もいます。
例えば、下記のような方は適応しにくい場合が多いでしょう。
- 周りから大人しい・控えめと言われる
- 1人でコツコツ進めるのが性に合っている
- マイペースだと言われることが多い
管理栄養士としてイキイキと働いているのは、残念ながら上記とは真逆のタイプの人が多いです。
アクティブでスピード感を持って仕事を進められるタイプですね。
もちろん大人しいタイプで前向きに働けている人もいますので、一概に向いてないとは言えません。
あくまで適応しにくいということです。
性格や特性を診断できるサービスがある
自分の性格や特性について詳しく知りたいなら、ミイダスというサービスを使ってみるのがおすすめです。
ミイダスは転職サイトの1つで登録すれば無料の性格診断を受けることができます。
診断のクオリティは高く、転職活動中の面接にも活かしやすいと利用者の間でも評判です。
自分の性格や適性が活かせる職場を知って明るい未来を手に入れたい方はぜひ受けてみてください。
無料なので、損することはありませんよ。
外向型か内向型か知る
人間は「外向型」と「内向型」2種類に大別できるといわれています。
最近では「HSP」という言葉をよく耳にするようになったので、なんとなく聞いたことあるのではないでしょうか。
自分が外向型か内向型か理解すると、今後どんな道に進むとより生きやすくなるのかイメージできます。
先程管理栄養士が性格上向いてない場合もあると話しましたが、働き方次第では強みが活かせる場合もあるのです。
例えば、内向型は人の話や気持ちを深く感じ取れる人が多いと言われています。
そのため、栄養指導やカウンセリングなど1対1で密にコミュニケーションをとるような仕事では非常に力が発揮できるでしょう。
職場の運にも恵まれればグッと働きやすくなるはずです。
転職先について情報収集する
転職先についての情報収集も進めておきましょう。
管理栄養士を使わずに転職したい場合は尚更重要です。
そもそも資格を使わない場合、業界選びから始めることになるので時間がかかります。
基本的に給与水準は業界によって決まっているので、給与面に不満がある方はじっくり調べておきましょう。
とりあえず転職サイトに登録しておけば効率よく情報を集められますよ。
転職する場合の会社選びのポイント
転職する場合の会社選びのポイントについてもお伝えします。
- 人より苦に感じないことを洗い出す
- 固定概念を捨てる
それぞれ解説します。
人より苦に感じないことを洗い出す
まずは自分の中で人より苦に感じないことを洗い出してみましょう。
- 単純作業が苦じゃない
- 人の愚痴を聞くのが苦じゃない
- 文章を書くのが苦じゃない
- 人前で発表するのが苦じゃない
- 資料を作るのが苦じゃない
などなど。
みんなが嫌だと言ってるけど、自分はそうでもないと思うことが真の強みかもしれません。
大事なのは好きなことではなく「苦じゃないこと」を洗い出すことです。
仕事は基本的に誰かが嫌だと思うことを代わりにやることでお金をもらうもの。
もちろん好きなことを仕事にしている人もいますが、決して簡単ではありません。
しかし、苦じゃないことを仕事にするのは工夫次第で誰でも簡単にできます。
どんな仕事がいいか迷っている場合はまず、人より苦に感じないことを洗い出してみてください。
固定概念を捨てる
無意識に下記のような固定概念を抱いてませんか。
- 管理栄養士だから管理栄養士を活かして働かないといけない
- アルバイトでもできるような仕事に就いてはいけない
- 周りからバカにされるような仕事に就いてはいけない
この固定概念がある状態で仕事を選んでも絶対に上手くいきません。
なぜならあなた自身が今の仕事を自分の意志で選べていないからです。
全てが他人軸、つまり「こうしなきゃいけない」という誤った軸で選んでしまっています。
仕事によって感じるストレスを軽減したいのならまずは、自分の軸を持つことから始めてみてください。
私の場合
例えばですが、私の場合学生の頃から接客の仕事が割と好きで、周りが言うほど辛い仕事とは思っていませんでした。
そのため就活の際もそのまま接客業を選びたい気持ちがあったのに、親・友人・親戚などから猛反対され、自然と「接客業=悪」という固定概念が生まれました。
また親からは「何のために大学まで行かせたと思ってるの?」と強く訴えられ、「管理栄養士以外の道は選んではいけない」と洗脳されていたように思います。
結果、就職先選びの基準が周囲の評価を1番に考えるようになり、大手医療法人が運営する病院を選んでしまったわけです。
「病院に就職しました」と話せば聞こえもいいですからね。
こんな感じで人によっては向いている仕事があるのに、周囲による価値観の植え付けによって会社選びの軸が他人軸になってしまうことがあります。
案外周りから反対を受けて進まなかった仕事こそ、自分にとっては向いている仕事であることが多いです。
そのため転職先を選ぶ際は、本来行きたかったけど周りから反対されて進まなかった道について思い返してみてください。
やりたいことが決まってない方におすすめはWeb業界
なんとなく転職したほうがいいのは分かったけど、やりたいことが決まってなくてどの業界がいいのか分からないと考えているならWeb業界への転職がおすすめです。
- 管理栄養士の仕事は向いてない気がする
- 管理栄養士の職場特有の人間関係にはもう疲れた
- もう少し給与面で恵まれる仕事がしたい
- 早番で早起きするのがしんどい
上記のように悩んでいる方は、Web業界に転職することで解消するかもしれません。
Web業界への転職をおすすめする理由は下記5つです。
- Web業界は毎年右肩上がりで成長している
- 未経験でも転職しやすい
- 副業や個人で稼ぐスキルが身に付く
- ほとんどの職場でフレックスタイム制(始業・終業時刻を自分で決められる)が導入されている
- スキルを付ければ組織に所属せず自由度の高い働き方ができる
要するに、市場が成長しているので頑張れば結果が出やすいわけです。
また栄養士の職場のように朝が早くないので、早起きが苦手な方でも働きやすいでしょう。
その上、本業で得たスキルはそのまま副業に落とし込めるので、副業が軌道に乗ればそのまま独立も見えてきます。
独立までとはいかずとも、副業で会社員ぐらいの収入を得られるようになれば、無理して正社員で働く必要がありません。
副業でガッツリ稼げば、労働時間も自分でコントロールできます。
時間や組織に縛られるのが嫌な方にとって最高の働き方が実現できるのはWeb業界だけです。
未経験からでも転職は可能ですので、将来的に自由度の高い働き方を目指したい方はぜひ挑戦してみてください。
まとめ
本記事では管理栄養士を辞めるタイミングや転職した方がいい人の特徴についてお伝えしました。
管理栄養士を辞めるタイミング
- 別業界を目指すなら最低でも3年以内(新卒カードが使える間)
- 同業界で転職するなら1~3年は経験を積んだ後
どちらにしても過剰なストレスで心も体もしんどいなら早い方がいいでしょう。
また、別業界に行くということは、管理栄養士としてのキャリアにブランクが生まれてしまう点には注意が必要です。
とはいえ、もう今後管理栄養士として働きたくないと思うなら思い切って別業界に転職した方がこの先の未来は明るくなると思いますよ。
管理栄養士を辞めるタイミングについて悩んでいるあなたの背中を押すきっかけになったら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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